岩下志麻の映画 極道の妻たちシリーズ 第6作 「新・極道の妻たち 覚悟しいや」 姐さんの濡れ場! | 人生・嵐も晴れもあり!

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「新・極道の妻たち 覚悟しいや」

 

 

 

新・極道の妻たち 覚悟しいや 予告編

 

 

 

 

1993年1月30日公開。

極道の妻たちシリーズ第6作。

岩下志麻自身の激しい情事のシーンが話題に。

 

 

 

脚本:高田宏治

監督:山下耕作

出演者:

岩下志麻、かたせ梨乃、草刈正雄、成田昭次、梅宮辰夫、中尾彬、神山繁、佐藤慶、加賀まりこ、北大路欣也

 

 

あらすじ:

今回の舞台は、愛知県と香港。

野木安積(岩下志麻)は、愛知県を拠点とする千之崎組の組長・野木万之助(梅宮辰夫)の妻。

これまで組長と共に一家を支えてきたが、大阪で絶大な勢力を誇る淡野組の罠にはまった夫に代わって殺人を犯す。

そのため、3年の刑に服することになった。

出所後、夫の万之助がすっかり淡野組の言いなりになっている情けない姿に愛想をつかす。

安積は新しい道を求めて香港に旅し、そこで謎の男、花杜(北大路欣也)という日本人と出会った。

二人は互いに激しく求め合うことになる。

だが、実は花杜という男は凄腕の殺し屋であった。

その後、安積は花杜が何者かに依頼を受けて殺しを働いたことを知る。

殺されたのは、何と夫の万之助であった。

復讐を誓った安積は、逆に花杜を雇い、彼に殺しを依頼した裏の人物を調べ始めた。

それは、淡野組の雁田(中尾彬)という男だが、影で手を引いていたのは安積の義妹で、万之助の弟である高明(草刈正雄)の元妻・千尋(かたせ梨乃)だったのだ。

安積は千之崎一家を継ぎ、花杜とともに淡野組組長笹野(神山繁)の襲名披露パーティーに乗り込む。

そして死闘の末、雁田と千尋を倒して夫の敵討ちを果たしたのであった。

 

 

コメント:

 

姐さん・岩下志麻が、香港に渡り、北大路欣也とすさまじいベッドシーンを展開。

極妻シリーズにおいて、岩下志麻自身が濡れ場を演じているのは本作のみ。

 

円熟の境地に入った岩下志麻の色香と強面の姐さん振りの両面が冴えわたる異色作。

夫の敵をとるために腕利きの殺し屋と組んで仇をとる岩下がかっこいい。

すごく低い声で凄みを出している。


アクションがど派手。
夫の命を救うべく身を挺して鉄砲玉に。
ムショ帰りの、香港の組織の暗殺者との巡り合いが本作での最大のテーマ。
シンプルな復讐譚ではあるが、恋愛要素が強い。
見せ場が多くストーリーは一本道なので安心して観られる娯楽作。

 

相変わらず、中尾彬はワルの親分を演じ切っており、存在感あり。

草刈正雄は情けないやくざの男を懸命に演じて、こちらも姐さんの引き立て役として最高の役柄。

かたせ梨乃は、極妻シリーズを通して、闘う情念の女を代表する存在になっている。

 

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