創刊から200年以上の歴史を持つアメリカの権威ある医学誌がトランプ政権の新型コロナウイルスへの対応を「危険なほど無能」などと指摘し、およそ1か月後に迫る大統領選を前に暗にトランプ氏に投票しないよう呼びかけました。
アメリカの医学界で権威ある医学誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」は8日、「リーダーシップ不在で死ぬ」と題する異例の論説を発表しました。
そのなかで新型コロナウイルスをめぐるアメリカの対応について「ほとんど全てのステップで失敗した」と指摘。
「指導者たちは専門家を無視し軽蔑することを選んだ」「危険なほど無能だ」などとトランプ氏と政権を痛烈に批判しました。
その上で「彼らに仕事を続けさせ、さらに何千人ものアメリカ人を死なせるべきではない」と、暗に大統領選でトランプ氏に投票しないよう呼びかけました。
アメリカメディアは、この医学誌が1812年の創刊以来、政治的中立の立場を覆したのは初めてだと伝えています。
いよいよトランプ大統領は瀬戸際に追い詰められた感じです!