第7話からは、未来の妻となる関内音(清水香帆)の話です。
舞台は豊橋に移ります。
第一週で、福島の川俣に父・安隆(光石研)の仕事(軍に納品する馬具の製造販売)に付いて出かけた音は、そこの教会で賛美歌を歌い、そこで裕一に見初められましたが。
関内家は、キリスト教を信仰する優しい父(光石研)と母(薬師丸ひろ子)と三人姉妹の5人家族です。
大正12年のことです。
のちに裕一の運命の人になる音(清水香帆)は、まだ11歳。
元陸軍の獣医で、今は馬具を卸す仕事をしている父・安隆と母・光子の下、姉の吟(本間叶愛)と妹の梅(新津ちせ)とともに、豊橋ですくすくと自由に育っていました。
ある日、音のクラスで最高学年恒例の学芸会の演目を決めることになりました。
音の提案がきっかけで、演目は「竹取物語」に決まるのですが、翌日の役決めで、かぐや姫役は、他の子に決まってしまいました。
ガッカリしている音に、父は「人はそれぞれ役目がある。」と優しく諭すのでした。
その後、音は、父の仕事との関係で、父と共に福島の川俣の町に行き、市内の教会に入って行きました。
そして、運命の出会いが音を待っていました。
そこで裕一に見初められましたが、もう一人、音の運命を変える人がいたのです。
音が讃美歌を歌った後に、ある素晴らしい女性歌手が美しいアリアを歌い始めたのです。
この人は誰でしょう?
音とどんな関係があるのでしょうか。
NHK朝ドラ「エール」は、「栄冠は君に輝く」などで知られる作曲家の古関裕而(ゆうじ)と、オペラ歌手としても活躍した妻の金子(きんこ)をモデルにした物語です。
金子は愛知県の渥美郡高師村(現・豊橋市)出身ですが、最近まで出身地であることは知られていなかったようです。
このドラマは2人が音楽を縁に出会い、二人三脚でヒット曲を生み出す物語なのですが、その撮影は昨年9月に始まり、豊橋市内でも椙本八幡社などでロケがあったといいます。
市が誘致に動き出したのは2017年。
裕而の出身地である福島市から、誘致活動への協力を依頼されたというのです。
「それまで金子が豊橋出身だとは知らなかった」と豊橋市の担当者。
金子について調査を始めました。
今回のモデルとなった金子(旧姓・内山)は、豊橋でどのように過ごしたのか。
今後その謎が解き明かされるようです。