安倍総理が、滔々と長文の難しい文章を原稿も無しに演説しますよね。
たった今も、緊急事態宣言の説明を堂々とテレビの生中継の中で行なっています。
安倍晋三という人は、何て頭が良いんでしょうか。
そう思った事はありませんか。
残念ながら、それは大きな勘違いです。
これは、プロンプターという手品なんです。
ご存知の方は、もう知っていると思いますが。
通常売価200万円から10万円位で手に入るプロンプターという製品を使って、演説をしているのです。
これを使えば、演説の原稿が目の前で読めるのです。
しかも、透明のツールなので、聴衆からは、あたかも何も原稿が無いように見えるのです。
もちろんテレビカメラにも映りませんから、テレビ中継画面でも、絶対バレません。
このプロンプターについは、ほとんどの方はご存知と思いますが。
何を言いたいかというと、テレビ全盛、ネット全盛の今の時代においては、注意を要することがあるという事です。
昔の政治は、国を発展させたいという強い一念と、政治哲学が必須であったといわれます。
また、ほとんどが裏側の折衝力で決まっていたと言われています。
与党内部の根回し、野党との折衝、取引が最重要だったといわれます。
時には、金の力も使っての裏工作が功を奏したということです。
しかし現代は、テレビ、ネットを上手く活用して、国民を味方に付けることが最重要と言われています。
つまり、国民を騙せれば、後はうまく行くということなのです。
そうなってくると、「見てくれ」が良ければ良いということになります。
「見てくれ」というのは、本人の家柄、家系、家族内容、学歴、職歴、知名度などのバックグラウンドと、容姿、顔つき、目つき、しぐさ、身長、体型、声、話し方、演説能力が問われるという事です。
これって、殆どアイドルの用件と同じなのです。
つまり、テレビ映りの良いタレントであれば、合格になりうるという事です。
その典型は、小池百合子という都知事です。
彼女は、エジプトの大学を卒業して、テレビ東京のニュースキャスターの仕事で人気を得て、政治家になった人物です。
キャスターとしてのニュースを発信する経験があっただけです。
代議士になってから、彼女は、複数の政党を渡り歩き、環境大臣、防衛大臣、総務会長、広報本部長などを経験してきています。
しかし、これは彼女のしたたかな権力者への擦り寄りテクニックによるものであって、日本という国を如何に発展させるか、国民の生活を如何に向上するかという高邁な使命感に裏打ちされたものではないでしょう。
特に、都知事に当選してからの、民主党の再編トラブルを生んだあのペテン師まがいの言動は、言語道断です。
テレビという最新の広報手段を巧妙に使っての民衆を欺く許し難い行動は、国民を惑わしました。
なぜこんなことが起こるのでしょうか。
やはり、容姿端麗で、にこやかで、愛想が良く、耳触りの良いカタカナ文字を多用して、キレイな声で語りかける彼女の手腕には、みんな騙されてしまうのでしょう。
今年の夏、また都知事選があります。
都知事になる前も、環境大臣、防衛大臣などを歴任していますから、もう実績も十分だと認識されているでしょう。
お好きな方は、どうぞ投票して下さい。
都知事再選はもう確実でしょうね。
いずれにしても、今の政治家にとって大切なのは、見てくれです。
愛想良く、おべんちゃらが得意で、容姿端麗であれば、もう大丈夫なのです。
特に、頭が良い必要はほとんどないのです。
普通に高校を卒業できるレベルなら問題ありません。
難しい政治的な知識は、全部秘書と関連省庁の役人たちがネタを提供してくれる仕組みになっているのです。
大切な事は、常に謙虚で礼儀正しい態度と物言いをキープできるのであれば、問題ありません。
すなわち、今やカッコいい芸能人なら誰でも総理大臣が務まる時代になってきているという事なのです。
あのペテン師の小池百合子が、今でも堂々と都知事を継続しており、数ヶ月後の都知事選では自民党が全面的支援を決定しています。
安倍晋三君にしても、何も高い政治理念がある訳でもなく、頭脳明晰でもないのです。
3流大学を出て、2年間米国に語学留学しただけの学歴です。
彼の取り柄は、背広が似合う長身の容姿と、礼儀正しく、品の良さげな物言いと、新人米国大統領にコビを売れる芸者的積極姿勢です。
父は、安倍晋太郎という生真面目な政治家でしたが。
祖父が、総理大臣だった岸信介だと誇らしげに語りますが、岸信介のような才覚は微塵も見受けられません。
それでももう6年間も首相をやっています。
ちょっと見てくれがよければ、馬鹿でも出来るからです。
あと10年はやりたいと本人は思っているでしょうね。
こんなあきれ返った政治の世界がいつまで続くのか、心配でなりません!
日本は、全てが「イミテーションゴールド」の世界です!