娘のバイオリンを買う

また買うん!?て感じやけどな、バイオリンって体の成長に合わせて子供は買い換えんとアカンのやて。

前々から「そろそろフルサイズを探してや」と先生に言われてたんで、夫とうちも「せやな」と言いつつちょっとのんびり構えてた。

が、先週のレッスンは夫が同行して先生から色々説明をされたらその気になって、先生がかねてよりおすすめでうちらも所用で何度か行ってる弦楽器専門店Morey's Musicにすぐ予約しとる。

今日の午後、行ってきた。

予約してますねん、とお店の人に伝えたらお兄さんが「はいはい〜、伺ってたご予算（$1,000前後）とレベルに合わせたものを調律も済ませて揃えてますから、ごゆっくり」と個室に通してくれた。

お兄さんがつきっきりであれこれアドバイスするのかと思いきや、うちらだけを残してドアを閉めて去ってった。勝手に好きなだけ弾いて選べ、というスタイル。

ビロードを敷いた長テーブルの上に９挺並んでた。色合いが似たもの同士を寄せて置いてある。

なんとなく渋みのある色合いのを取って娘に「これ弾いて〜(*´꒳`*)」て頼んで、そこから娘は色々試し弾きしまくる。

なんとなくこっちのがいいかなぁ〜ってのはぼちぼち出てくる。でも「これ！」って決断できるとこまではいかへん。

でね、室内には色んなバイオリンがたくさん置いてあるんよ。触るなって言われてへんから、飾ってあるフルサイズのをうちはチェック開始。

そうしたらその中に、札にNewって書いてあるストラディバリウス（もちろんコピー品ね）があった。

上の写真を拡大 ↓ 赤丸のもの。

フルサイズやし、これも弾いてもらおっと(￣▽￣)　と、支えから勝手に外して（おいおい）娘に渡した。

そうしたらば、音がちゃうねん‧˚₊*̥(* ⁰̷̴͈꒨⁰̷̴͈)ｵｫｰ₊*̥

音痴で音感もセンスも無いうちでも、なんかこれええな？ってわかるねん。

娘も「これ、いい！　音がクリア」と、うちにはよくわからん表現でときめいた。夫は音楽のセンスがあるんで、音質の違いはちゃんと解った模様。

他のと何度も弾き比べるも、娘はやっぱりうちが見つけたストラディバリウスが良いと言う。

じゃあこれにしようか、でもなんぼやねんとドキドキ。

店のお兄さんを呼んだら「これは… $2,000ですね」と。

２倍やなﾋｬｰ

「では、同じ価格帯のものをいくつか持ってきますから、弾き比べてください」っちゅーてさっさと奥へ引っ込んで準備し始めるから素晴らしい

新たに５挺のバイオリンを持ってきて、合計６挺並べてくれた。

左３挺は甲乙つけ難くて良いけど、右の３挺はちょっとなんか違うと娘が言う。うちは事前に制作者名をチェックしてて、娘が気に入ったのはすべてストラディバリウスやった。右側にあった３つはいずれもJoseph Guarnerius Fecitのもの。重量がやや重いとも娘は言うとった。

F Holeと呼ばれるこの穴から中を覗くと、制作者情報がわかるねん。

（画像：10thingsstrad.weebly.comより）

結局、最初に気に入ったストラディバリウス（のコピー）にした。縁を感じたんやな〜。

実はうちは値段的には$2,000は妥当やと考えてた。てのも、息子のサッカーチームメイトやった双子男子がバイオリンを数年習ってて、買ったフルサイズのバイオリンもその値段やってん。それを息子から教えてもらった時に色々リサーチしたら、ある程度上手に弾きたいのならそのくらいは最低出すべき（らしい）と知ってん。

それにしても値段でやっぱり変わるもんやなぁ。

義父母が昨年とある事情で娘に「バイオリンを買う時の足しに」とまとまったお小遣いを渡してくれてたんで、それを充当という形にする。そうしたら娘のバイオリンに自分たちも貢献してると義父母も感じられるやん。

ありがたいことに、お店は弓もケースも新品のをサービスでつけてくれる。弓は６本、ケースは３つ持ってきてくれて、娘に選ばせてくれた。

さらに驚きのサービスは、将来ランクが上のバイオリンに買い替える場合、今回購入した物の状態が良ければ今回購入した値段で引き取ってくれるとのこと。

(*ﾟﾛﾟ)(*ﾟﾛﾟ)(*ﾟﾛﾟ)ｫｫｫｵｵ

これは、超ありがたい！

もし次に（次があれば、な）$3,000のが欲しければ、$1,000と今回購入のを出せば買えるやん。

それを知ってたら、最初っからMorey's Musicで1/2サイズと3/4サイズも買ってたのに