きっと誰も覚えていない、夫と義父母の買った品物…。てか、覚えてたら怖いわ。
それは、これ。
自分で組み立てる時計。
夫と義父母で「これ、エエやん〜♡」と買ってきた経緯は、過去記事にありまっせ。
この記事、今年の1月5日付になっとるやん…まだコービー・ブライアントが元気で武漢ウイルスの脅威は一般人はあまり知らんかった平和な頃やなぁ…
うちはこの不気味な時計を義父母んちへ持ち込んで、そっちへ置き去りにする計画やった。
だってさ、あちらの家ってこんな時計好き息子(夫)がいるくせに、時計あらへんねんもん。不便で困る。
がっ。
とうとう夫がこの時計を組立ててしもてん
週末に暇やった夫。妻がブログ書いてて息子はゲームしてて娘はiPadしてて誰も相手してくれへん寂しい男。
なのでふと気づいてずっと放置してたこの時計組立に取り掛かったんよね(・д・)チッ
うち、言うてしもたやん。
「えぇぇぇぇ、その時計、組み立てるん?」「今やからこそ正直に言うけどさ、むっちゃ趣味悪いやん。キモいやん。カタコンベの骸骨みたいやん」「この家のどこに飾るつもりよ?」
うむ、ボロカスやな。
夫はうちがそんな印象を抱いていたとは夢にも思わず、驚いてた。
いや驚けよ、その時計を喜々として買うおのれ達のセンスに
で、めでたく出来上がりました〜
予想よりでかい!
てか、厚みがあるで。
とりあえずの場所として、廊下の端っこに夫は飾った。
そうしたら、振り子が邪魔…↓
青矢印の指すとこに、廊下の照明スイッチがありますやん。
そして重りもごつい…いかつい…なんやねん、このデザインは
木材に、多分レーザーか何かで軽く焼いて模様を付けてるという緻密さは買うけどね、なんでこんなにおどろおどろしいねん。八つ墓村役場とか犬神家の屋敷にはピッタリやろうけどな。
ちなみに重りとして1.2kgの何かを測って詰めてるで。
デザインと仰々しさとかさばり度はともかく、時計の仕組みがよーくわかるのは非常に面白い。
振り子が揺れるたびに左右の出っ張りに当たり、歯車がひとつ動く。ひとつ動いたら、それが別の歯車に伝わり、結果的にコチコチと時計盤の針が動くのは、見てたらなかなか魅力的やね。
そして重りが歯車暴走を制御しつつ、じわじわと下へ降りていく。
重りが下に着いたら、そこで時計は停止するんよねー。夫が気をつけて確認したら11時間で止まってしまうと判明。
この時計のコチコチ音、結構でかい…。
でも意外と心地よい響きではある。アナログ中のアナログやしな。時計の部品すべて木製やし。
大きなのっぽの古時計っちゅーのはこんな感じの音やするんやろう。
でも、とりあえずで引っ掛けた場所が悪い。廊下の端っこってことは、息子が廊下でボールだのNerfGunだので遊んだら一瞬で破壊されるで〜。うちはそれでもエエけど、てか、そうなったら良いのにな〜、なんて
さらに夜中にトイレに起きた息子が廊下の電気を付ける時にこの時計の振り子に手がもちろん当たり、コチコチがうるさいから止めてたのに振り子が動き出してコチコチ言い出したやん。
うち、ベッドから出て振り子止めたわ迷惑なっ
廊下の端っこから数日たってやっと夫はこの骸骨時計を移動させた…自分のデスクの隣に。
すなわり、居間の片隅に。
日々見えてまうやろがーっ
インコが怖がるやんーっ
でも真正面から見ずに済む角度なので、まぁ、我慢できる範囲。
こんなきっしょ〜い時計やけど、時計を作り出したいにしえのオタクのことを思ったり、このシステムをどんどん小型化して腕時計にまでしてしまったさらなるオタクの努力に感動したり、デジタル時計の素っ気なさをあらためて感じたり、などなどあれこれ考えさせられるで。
で。
いつ壊れてくれるんかなぁ…
やはりフランスの義父母んちに飾りたかった鬼嫁に応援クリック
↓ ↓ ↓