家ん中に、時々コオロギが迷い込むねん。
いや、もしかしたらわざと入ってきてるんかもしれんけどさ。朝晩は外寒いから。
見つけたら、自然に帰れや~と、外へ追い出しにかかるのに、追っ払ってるこっち側へしきりに戻ろうとするって、あいつら、アホ?

夜、そんなコオロギがうちとこの室内でしきりに歌ってた。
ついでにインコ達も各自自己陶酔しながら合唱中。

夫が「コオロギ、どこにおるんや~。うるさい」言いよる。
ええやん、別に?
機嫌よう歌ってはるんやから、ほっといたったらよろしいやん。

しまいには夫は椅子から立ち上がって、コオロギどこやって探し始めてる。
どうも使ってへん暖炉のどっかに潜んでるんちゃうか、って不毛な捜索結果だけで戻ってきた。

あ~、なんかで読んだことあるわ。
西洋人にとっては、虫の音っちゅーんは雑音としか認識できんらしい。
日本人やったら「虫の音、風流でござる」って感じるから、西洋人って同じ人間とは思えん(野蛮な)感性してはりますね。
これは子供の頃から「あれ 松虫が 鳴いている。ちんちろ ちんちろ ちんちろろん」って学校で歌ったり、花火に出た先で「虫鳴いとるで~」って親が囁いたりする日本では、虫の音とは聴くもの、って感覚が養われるんやろう。

セミは…夏の風物詩やけど、時にはハッキリ騒音やな。特にミンミンゼミ。←文字がシンケンゼミと似てると気づいた

で。

コオロギ男一匹、うちの夫が集中して読んでるもんを熱唱で邪魔してる。
夫が読んでるのって、

ノイズキャンセラーヘッドホン

の取扱説明書。
とある人から「お礼に」ってもろてんて。
夫は前に興味ある言うててん。そのとある人ってそんなん知らんかったはずやのに、ギフト選択のセンスええやん。

充電中やけど、ちょっと試してみる夫。
おおぉ~って顔して

「コオロギが、聞こえへん」

とその性能に感心しとりますやん。
「インコのさえずりは聞こえる?」と聞いたら、それは聞こえるらしい。ただし、ぐっと控えめに。うちの声も聞こえてますって。

つまり、ノイズキャンセラーは「コオロギ」は雑音として範囲に入れてるんやな。
インコはギリギリOK。
うちの声は雑音扱いしたら破壊されるんが怖いから、聞こえるようにしてある(わけやないってわかってるがな)。

夫とノイズキャンセラーがコオロギの熱唱をあまりにも雑音扱いするもんやから、ふと、うちも「このコオロギ、うるさい…」って思いましたやん。
所詮アメリカのコオロギやからな。(見た目はあろうことか、日本のよりちっこいで。)
日本のコオロギの鳴き声の方が可愛らしかったように思うわ。ほんま。
鈴虫なんか生で聴くの、人生ではもうあらへんやろうな…。

(今ではちょっとうるさい気がする)コオロギやけど、秋を感じさせてくれて、ええやんね?
って、今、真冬やん。←昼間の気温が24℃になってるけど

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