鎌倉 衣張山 ~ 名越切通し  iPhone と散策ー 7 | 私の回想録 

私の回想録 

レミニセンス - 回想録。
過去の記憶を呼び返しながら、
備忘録として残したい。
記事が長いが何とぞご容赦ください。

 

 

令和二年の秋、週末は雨が多かった。ようやく晴が続き10月25日に鎌倉の山歩きをした。
今回は鎌倉の山歩きコースの中でも絶景の楽しめる衣張山ハイキングコースを歩いた。
コースは、まず杉本観音バス停から、滑川に架かる犬懸橋を渡る。

左可井 

橋を渡ると左側にあなご丼の名店、”左可井”。 ここで昼を取ることは今回の目的の一つ。

ご自宅を改造しての食事処、喫茶は鎌倉の特徴。その日左可井には既に長い列ができていて1時間近く並んであなご丼セットにありついた。たいへんおいしゅうございましたと家内。



 

 

隣にある和喫茶”金魚の栖”も人気らしい。

 



滑川沿いにまっすぐ進み、交差点で標識を確認。まっすぐに行くと登山道。平成巡礼道と呼ばれ、住宅地から突然山道に入る。

 


去年の台風15号、19号でハイキングコースは倒木のひどいダメージを受け、現在でも登山道入り口に入るといまだに片づけきれない倒木が重なり、それらを乗越えないと進めない。かなり危険である。
登山道は狭く、頂上まできつい登りが続く。





衣張山

標高121メートルの低山であるが、普段運動をしない齢63の家内にとっては厳しい。おまけに今日はストックを持ってこなかった。
頂上手前には目印としての、地蔵や昔の石切り場があるのだが、気づかぬうちに通り過ぎ、頂上に到着。結構な眺望を楽しむ。おぼろげながら富士山も見える。
この衣張山山頂は、2015年に公開された映画「海街Diary」で綾瀬はるかと広瀬すずが、2人で登ったシーンに使われた。この映画、カンヌ国際映画祭参加作品で、日本アカデミー最優秀作品賞も受賞している。 海街Diary は鎌倉がロケ地。見覚えのある場所がでてくるので興味深い。

 


右手に微かに富士山が見える。


海に向かって左側の道に進むと尾根道になりアップダウンを繰り返しながら20分ほどで、鎌倉市と逗子市の間に造成されたハイランド住宅地の一部に到着。

 

 



 

名越(なごえ)切通し方面に進む。
途中、関東の富士見百景



正面、かすかに富士山が見える。

 

パノラマ台 短いがきつい上りで展望台。材木座、由比ガ浜方面。

江の島も見える。

 



まんだら堂やぐら群

やぐらは中世の横穴式の墓所。ここには150穴以上の大規模なやぐらがある。

 


ここからでは見えないが、この上にはサリーちゃんの館とよばれる洋館が建っている。

さらにこの下は心霊スポットである小坪トンネル。



 

名越切通し 

 

 

第三、第二、第一切通しを抜けると山道は終わり、亀が丘の住宅地に入る。そのまま住宅地を南に下ると、ファミリーマートがあり、逗子~鎌倉を結ぶバス通りに出る。亀が丘バス停からバスに乗り、京急逗子・葉山駅に向かった。
食事の時間を除くと、わずか2時間ほどの山歩きだが、思いのほかきつく、いい運動になった。

 

このコース、標識が少なくわかりにくいので、この丁寧な記事がとても参考になると思う。

 

iPhone と散策シリーズ まだ続けます。