令和元年12月8日晴天
紅葉を求めて鎌倉の名所を散策した。
覚園寺
1218年、第2代鎌倉幕府執権、北条義時の薬師如来信仰により建てられた大蔵薬師堂がはじまりで、その後、元の襲来を経て、1296年に第9代執権北条貞時が元寇の再来がないように願い、真言宗、天台宗、禅宗、浄土宗の四宗を学べる道場として、智海心慧により覚園寺として開山され、その後、足利尊氏により大きく改修された。
古都鎌倉の面影を最もよく残す寺である。
本堂の薬師堂には、本尊である木造薬師三尊座像と、木造十二神将立像が整然と安置されている。
境内は写真撮影禁止であるので、拝観受付より先は、10時、11時といった決まった時間より始まる拝観案内について、決められた順序で神妙に拝観することが求められている。
前回覚園寺を訪れたのは、今年の大型連休の初め、青もみじの時期で、金沢文庫駅から六国峠、天園ハイキングコースを越えて歩いて来た。その時、紅葉の季節になれば美しいだろうと期待していたが、まさにそのとおりだった。
撮影ができるのは正面の一部であるが、それでも見事な紅葉である。
10時の拝観の列に加わり、まず解説を聞きながら、境内に入っていく。
真っ赤な紅葉に美しく覆われている。
薬師堂の中の3体の仏様、12の神々の木造は圧巻の迫力で、驚きと感嘆の拝観となる。
これらの画像は公開できないので、是非拝観時間に合わせて直接訪問されることをお勧めしたい。
覚園寺は私がもっとも好み、推奨したい鎌倉の寺院である。
拝観終了後、鎌倉宮まで歩き大塔宮からバス、JRを乗り継いで北鎌倉に移動した。
浄智寺
鎌倉七福神の布袋様が祀られている立派なお寺。
紅葉だけでなく、竹林、やぐらと変化に富んでいる。
長寿寺
紅葉が美しい、たいへん綺麗に整備された庭園を持つ。週末の金、土、日曜の限定で公開されている。
見事に色づいた紅葉をご覧くだされ。
海蔵寺
ここも山門から境内、お堂と紅葉が美しく、お堂の裏の庭も美しい。
鎌倉は、八幡宮、建長寺、円覚寺、長谷寺、大仏といった大きな寺社と、若宮大路、小町通といった人の多いエリアが有名だが、二階堂、山之内、扇が谷地区といった少し離れたエリアに建つこれら名刹の寺社もたいへん趣深い。
足が達者なうちに鎌倉中を巡りつくしたいと思っている。
来年も、年始に鎌倉七福神を巡って御朱印を揃えようと計画している。
続く