1990年代にロサンゼルスに家族旅行した時はなんとも悲しいかな、行くところ行くところ食事があまり美味しくなかった。その後、2004年から仕事でロサンゼルスに駐在することになり、2016年まで家族と暮らした。その間、アメリカでは様々な食事を経験、満足のいく料理を堪能することができた。またその12年間でその味は大いに改善されたと実感した。
ぜひグルメサイトへのリンクをクリックして、料理の写真、その種類も楽しんでほしい。
American アメリカ料理
その代表はハンバーガーだ。
カリフォルニア発祥で展開していったIn-N-Out Burger(インアンドアウトバーガー)は、現在、皆から愛される最も人気のあるバーガーチェーンである。 いまだに日本に進出してこないのは残念でならない。メニューはシンプルで、ハンバーガー、チーズバーガー、ダブルチーズバーガー、フレンチフライ、ドリンク、コーヒー、シェークのみ。バーガーの注文の時、オニオンは?と必ず聞かれる。薄いピンクのマヨネーズソースのみで特に凝った味付けもなく、それでいて味わい深い。いつもオーダーするチーズバーガーは、トマト、レタス、オニオン、チーズ、バーガーパテを柔らかいバンズで包んだ典型的なハンバーガーだ。さらに生のポテトをスティックカットして、その場で揚げるフレンチフライはこれまた必須である。また特別なアイテムとして、バンズがなく、レタスで包まれたNo Carbというオーダーができる。店は酒類の提供がないので、これとフレンチフライを持ち帰ってビールのつまみにしたこともあった。とにかくここは単価が安く、店員は教育が行き届いていて接客もすばらしいのでいつも混んでいる。
もう1軒、私の好みの店があり、The Habit Burger という、これもカリフォルニア生まれのバーガーチェーンである。私のいつものオーダーは、Char Burger + Swiss Cheese + Bacon 、 サイドとして、オニオンリングかビーンズフライ(いんげんの天ぷら)を頼み、白いランチソースをこれらの揚げ物のためにつけてもらっていた。私の奥さんのお好みはテリヤキバーガー+Swiss Cheese で、パイナップルスライスがついている。ドリンクサーバーの隣には、3種類の唐辛子系ピクルスがあり、ハラペーニョ、グリーンチリ、イエローチリと自由にピックアップできる。バーガーの他に、チキンサンドイッチ、マグロ(Ahi)サンドイッチなどもトッピング付きでオーダーできる。Habitも単価は安めで、店員の対応もいい。
日本ではグルメバーガーといわれる、分厚い高級バーガーの店もあるが、食べにくいのとカロリー摂取過多を気にしてあまり好んで食べに行くことはなかった。
(バーガーショップ)
チーズバーガー、フレンチフライ 全国展開
Char Burger Onion Ring + Ranch source
チリピクルス数種
大型ハンバーガー各種 レドンドビーチカタリナSt.
珍店舗 リカーショップの中
また全州に展開しているジャンクフードといっては申し訳ないが、マクドナルド、バーガーキング、カールスジュニア、Jack in the Box、Y’ Not Burger, Fat Burger, KFCなど、それぞれに個性があって、旅行の時にドライブの途中でたまに食べると旨いと思う。
これらのバーガーショップには日本にも進出しているところもあるので、皆さん大体はご承知かと思う。90年代アメリカに家族で旅行した時、バーガーキングがハリウッドのホテルの隣にあったので利用したが、注文の仕方がわからないうえ、Whopper が発音できなかった。フーパー、フッパーといっても通じず苦労した。何故これをワッパーと発音するのか今でもわからない。
そしてアメリカ料理の代表であるビーフステーキ。
モートンやフレミングスに代表される高級ステーキハウスは、熟成した大きな肉を用い、基本は塩コショウの伝統的でシンプルな味付けなのだが確かに美味しい上、サイドのポテト類、クリームスピナッチ、サラダ、デザートも充実している。しかし、ワインを合わせると値段が最低でも1人$150 はいってしまう。金持ちの白人の御用達料理といえる。今や白人は東洋人をそんな白い目で見なくなったと思われるが、居心地は決して良くない。
日本にも進出したプライムリブで有名なローリーズは醤油も用いた和風とも思われるソースを使い、様々な人種に人気がある。しかし私はプライムリブをそんなに旨いものとは思えない。プライムリブは熱々ではないからである。ステーキとローストビーフの中間のようで、それにやはり値段が高いし例のごとく大きすぎる。
かたや、アウトバック、ブラックアンガスといったカジュアルなステーキ屋は、うまみを好む東洋人にはあまり受け入れられていないように思う。一方チェーン店ではなく、その町のローカルなステーキハウスもあるけれども何となく入りにくい。
私などは、ステーキは肉を買って家で焼いて食べるべきものと認識している。外で食べると高いが、買えば上等なテンダーロイン(フィレミグノン)、サーロイン(ニューヨーク)、リブアイでもハーフパウンド(225 G)$10 位で手に入る。塩、コショウ、醤油、レモン等で味付けするのもよし、モントレーというステーキ用スパイスを使うもよし、私はあまり好まないがA-1 とか、Yoshida とかいうステーキソースもある。味ぽんと大根おろしもいい。今やわさびやラディッシュも手軽に手に入る。サイドとしてポテトは要らないが、サラダ、温野菜、もやし炒めがあると嬉しい。
(高級ステーキハウス)
Cut of Prime Rib 有名店
高級ステーキ 全米大都市店舗展開 値段高い
高級ステーキ 全米大都市店舗展開 値段高い
(American Dinner)
シーフード全般 名物ロブスタービスク、
フィッシュアンドチップス 他 レベル高し、
ランチも サンタモニカ お薦め!
ステーキ、シーフード、寿司バー
ハーバーレストラン テラスあり、
雰囲気よし 味はそこそこ ロングビーチピア
次にアメリカ料理といえばピザが挙げられる。
とにかくどこでも、To go 持ち帰りピザ屋、イタリアン風ピザレストラン(シェーキーズのような)がある。これもたまに食べれば美味しいが、私は淵の分厚いところは残す。これがアメリカ料理となってしまったピザであり、イタリア料理の薄い生地のピッツァとは異なる進化をとげた別物料理である。この類ではCostco 店のピザが一番旨いと思う。アメリカを旅行するときはビザ、バーガーを食することが多い。旅行先のホテルではスタンダードなコンチネンタル式朝食は付いているが、夜は近くにいいレストランがない場合、どこにでもあるピザ、バーガーで済ますことが多かった。
(イタリアン)
Pizza, Pasta, デザート、ジェラート
ガーデナの工場の中のイタリアン
LAエリアの Best Italian と思う
また住まいのあったレドンドビーチではテラスで楽しむ週末の朝食がよかった。
ぶらぶら散歩で行くこともあり、また自転車でビーチロードを走り、人気のあるレストランに行ったものである。基本の素材は朝食であるので卵、ハム、チーズにレタス、トマトといったもので、卵料理にトースト、サンドイッチ、クロワッサン、ブリトーと様々な組み合わせでオーダーできる。ちょっと値段が高いが、妻や娘はエッグベネディクトが好物だった。これはクックしたベーグル、ハムの上にポーチドエッグが乗り、さらにオランディーヌソースでコーティングした料理だ。さらりとエッグベニーと呼んでいた。今や日本でも珍しくなくなったと聞いている。
(朝食、ブランチ)
朝食、エッグベネディクト各種 ビーチサイド
ハモサビーチ
朝食 テラスあり PCH沿い
クロワッサンサンドイッチ Egg Cheese & Ham
週末頻繁に行っていた I love this place!
卵料理各種 メキシカン風ランチ
カジュアルブランチ
さてサンドイッチ。
アメリカでも使われるパンはSubway などを除き、大体堅いものが多い。イタリアのパニーニ。フランス、スペインのバケット、カンパーニュ、トレス。ドイツのライ麦など西洋系のパンはカリッと堅いものが多い。日本のふわふわの食パンは日系のベーカリーやスーパーでないと手に入らない。私は、パン類はあまり好んでは食しなかったのであるが、これらの堅いパンを更にローストしたカリカリのサンドイッチは気に入った。アメリカではサンドイッチに挟むものは、エッグ、ベーコン、ハム、チーズとレタス、トマトとお決まりのチョイスになる。それらの具材は堅いパンと合うように感じる。また私は唾液の量が多いのかもしれない。日本では堅いパンは敬遠され、柔らかいパンが主流になったのは、日本人は唾液の分泌量が少ないからと言われる。実際日本で堅いパンは町の普通のペーカーリーではバゲットくらいしか手に入らないのは残念と思っている。
黒豚ポークベリーバインミー など各種
高級サンドイッチ 私の一押し!
Marina Del Rey, 空港近くのThe Pointにもできた
ルイジアナ州のローカルフードとしてCAJUN 料理がある。
ケージャンと読む。ガンボ、ジャンバラヤそしてザリガニ料理が有名だ。ガンボは日本ではあまり聞かないが、スープ料理で、カニ、エビなどの甲殻類あるいはソーセージに、聖なる三位一体と呼ばれるセロリ、ピーマン(パプリカ)、玉ねぎが煮込まれた赤茶色のスパイシーなスープの底の方に雑炊のようにライスが沈んでいる。セントルイスは行ったことがないので、本場のガンボはどんなものなのか想像がめぐる。CAJUNスパイスのパエリアであるジャンバラヤも日本人の口に合うと思う。アメリカ料理はどこへ行っても決まりきったメニューばかりなので、CAJUNのように特色のある地域の料理は珍しいと思う。
(Cajun)
Sausage Gumbo, Clay fish 派手なザリガニの看板
ジャンバラヤなどのCajun だけでなく、
アメリカ料理全般
Long Beach 東側の人気店
Seafood Gumbo, Clay fish 小さい店
その他に美味しいアメリカ料理は何だろう? 野球場、ゴルフ場のホットドック。シーフードレストランのニューイングランドクラムチャウダー、ロブスタービスク、クラブケーキ。全世界共通の生牡蠣。イギリスからはフィッシュアンドチップス。ハワイからロコモコ、アヒポキ、サイミン、そんなところだろうか?
アメリカ料理以外でもロサンゼルスエリアは多彩な料理、レストランがあり、Yelpなどのグルメランキングサイトで調べては食べ歩いたものだ。
1. メキシカン料理 2.韓国料理 3.中国料理、台湾料理 4.ベトナム料理 5.インド料理 6.ギリシャ、レバノンなどの地中海料理 7.ペルー料理
逆の順番から行ってみよう。ペルー料理(インカ料理)はかなり日本人の舌に合うと思う。
家族とも会社のメンバーともよく食べに行ったし、テイクアウトもした。ペルーはスペイン語圏であるので、料理も基本的にはスペイン語で、Lomo(牛の腰肉)、Pollo(チキン)、Mariscos(シーフード)などの名称が含まれる料理が多い。代表的なものはローストチキン(Full, Half, Quarter) のコンボメニューであるCombo de Pollo。サイドメニューと合わせてオーダーする。Aji ソースという薄い緑色のソースがついてきて、これがあらゆるインカ料理を引き立てる。この材料はマヨネーズ、シラントロ(日本で言うパクチー)、レタス、ハラペーニョ、青ネギ、ニンニク+調味料である。それからシーフードフライドライスであるChaufa de Mariscosも必ず頼んだ。これが具沢山でかなり旨い! いわゆる海鮮チャーハンである。 あとはチキンカレーのようなPicante de Pollo、牛肉炒めライスのLomo Saltado などがあり、どれも美味しかった。アメリカでは値段が安かったが、日本でインカレストランがあったとしてもきっと高いだろう。本物のインカレストランは日本にあるのだろうか?
(ペルー、インカ料理)
Combo de Pollo, Chaufa de Mariscos,
Lomo Saltado カジュアルな支店
同上 本店レストラン
地中海料理も幅広い。
イタリア、スペイン、モロッコはこの類から外して、エジプト、レバノン、トルコ、ギリシャ料理の各レストランが似た料理を提供している。サウスベイ、ロングビーチには人気のある地中海料理のレストランが何件もあり、我が家の近くにもいいレストランがあった。基本はケバブ(串焼き)ライスに、Hummusフムスというひよこ豆のペーストでカルデラのような窪を作り、そこにオリーブオイルを注いだもの(メッゼというらしい)が付き、ピタパンという小さいナーンのようなパンが添えられてくる。他にも地域により様々な料理があり、複雑な材料を使っている。デザートもバクラヴァという凝った材料のペイストリーケーキが有名。日本にはこのジャンルのレストランはないか、珍しいのではないだろうか?
(地中海料理)
Beef Shish Kabob, Chicken Kabob, Gyros
ランチスペシャル
チキン、ビーフのコンボ ロングビーチ2nd Streetの超人気店
評価の高いインド料理レストランが、ロサンゼルス、ロングビーチには何軒もある。
最近日本でも、インド、ネパール料理の店がすごい勢いで、増えているが、どうもネパール色が強いように思う。
LAのインドレストランでは、大体どこもランチバフェをやっていて、お腹一杯食べられる。そして美味しい。まず席に案内されて飲み物を注文する。マンゴラッスィーあるいはスムージーかチャイティーといったところか。バフェに行き、Samosa (おにぎり型をしたコロッケ春巻きのような)やその他の揚げ物を取り、傍らに緑、白、赤のインド独特のソースを取っておく。それから何種類もあるカレーを好みで取り分けるが、マイルドなチキンティカマサラは外せない。これはイギリス生まれのインド料理である。その歴史もまだ浅い。更にチキンカレー、ラムカレー、ホウレンソウマサラなど気分ですくい取り、細長いインドのバスマティライスの上にかけたり、小皿に分ける。そして赤いタンドリーチキンを2ピースほどピックアップして席に戻る。タイミングよく、ナーンが焼き上げり、プレーンとガーリックが数ピースサーブされてくる。日本人はどれもこれもカレーとしか見ないが、それぞれに奥深いインド料理なのである。すばらしいと思う。早く日本のインド料理店もこのレベルに達してほしい。
(インド料理)
絶品ランチバフェ 土曜日
Chiken Tika Masara
PCH AnzaそばのDay's Inn内
マイルドなインド料理のランチバフェ
Long Beach の2nd Street
ベトナム料理といえばPhoフォーである。
カリフォルニアはPhoの店が非常に多い。白人もメキシカンも東洋人も好んでPho を食す。だからカリフォルニアでは箸を上手に使える米人が多くなった一つの理由と思われる。何種類かあるPhoの中でもPho Bo =スライス牛肉入りが好まれる。麺も平たくて柔い麺ではなく、細くて四角い腰のある麺を使用する。(Bunという種類の麺) 一方鶏肉のPho Gaは平たい麺(Pho)を使う店が多い。スープは八角(スターアニス)とMSG(うまみ調味料)が効いた少し茶色く濁った味の濃いスープに、青ネギ、玉ねぎ、シラントロ(パクチ)といった香りの強い野菜のスライスが加わり、更に別皿でもやし、タイバジル、その他のハーブなどが、ハラペーニョとライムのスライスと共にサーブされる。これをスープ麺に加え、好みで卓上に常備されているシラッチャチリソースと海鮮醤、あればナンプラーも加える。私は別に小皿をもらい、シラッチャソース、海鮮醤を小皿に取ってライムを絞り、スライス肉をそれに浸し、麺にちょい乗せして麺と共に食する。ハラペーニョは種も取らず、すごく辛いのでスライスを2ピースほどスープに浸して、辛くなってきたら食べずに取り出すようにしている。
日本でもPhoが食べたいのだが、このスタイルのPhoが見つからない。Pho好きのディーンフジオカもこのアメリカスタイルのPhoの店を探しているらしい。(日本ではBun Bo Hue という麺料理が近いと思われるが) インドシナ難民として逃れてきた南ベトナムの人たちがアメリカで進化させたのであろう。
Westminster地区のリトルサイゴン。奥深いベトナム料理が味わえ、食材も多岐に手に入る。リトルサイゴンへ来ると、Bahn Xeo (バインセオ)という青菜野菜がたっぷり添えられたベトナム風オムレツや、Nem Nuong Cuon(ヌムノンクオン)=チョリソのようなポークソーセージの入った生春巻き(Pork Spring Rolls)が味わえる。
(ベトナム料理)
Pho Bo (ビーフPho ) Brisket & Rare Steak
Aneheim とRedondo Avenue の交差したところ
Banh Xeo, Nem Nuong Cuon リトルサイゴン
Pho Steak & Brisket, Banh Mi (ベトナムサンドイッチ)
女主人、野菜がきれい Kings Harbor の看板そば
さあ次は中華料理である。
美味しい店があるのは、モントレーパーク、アルハンブラのアトランティック通り沿いである。ダウンタウン近くのチャイナタウンと同様に、この地区にも多くの中国人が住み、コミュニティーが形成され、町中中国語の看板にあふれている。よってこの地区の車の運転は、彼ら流なので注意が必要である。何とか無事にレストランのモールのパーキングに到着して、さて点心をいただくこととする。店も大きく客も多いので、点心の種類は充実しており、おばちゃん達が入れかわり立ちかわり、ワゴンの上の蒸籠に調理されたいろいろな種類の点心を売りにくる。雰囲気も味もまるで香港である。もちろん様々な一品料理もオーダーでき、メインは豪華にロブスター、蒸し魚、アワビといった海鮮料理を、円卓を囲み大勢で楽しんだものである。日本では中華は高いが、ここでは値段もリーズナブルと言うより、非常に安い。
我が家の近くにもいい中華レストランがあり、家族3人で土曜日のランチメニューのそれぞれ違う定食料理をオーダーしシェアした。例えばマーボ豆腐、モンゴリアンビーフ、海鮮ポットとの組み合わせとか、エビとクルミのマヨネーズあえに、空心菜の炒め物、ポークチョップを組み合わせてみたりして、ランチメニューでも50種類くらいあるので様々な組み合わせが楽しめる。それに、レタスサラダ、煎りピーナツ、スープ(酸辣湯か卵スープ)、白ライスかチャーハン、そして最後にデザートでマンゴプリンまでついて、8-10ドルである。という訳でいつも混んでいる。
また好きな台湾レストランがあって、小さい店なのだが、牛肉麺や汁無し担々麺をはじめとした麺類と、作り置きの冷菜 (豚タンのハム、味付けハラミ、湯葉、ミミガ、高菜、刻み昆布、刻みポテトなど)を3種類ほど選んで、サイドディッシュとし、余れば持って帰って家で酒の肴にした。他にはパイコウ飯、水餃子なども好んで注文した。
冷菜、お見事と思いませんか?
またモンゴリアンBBQも好んで食べた。バフェスタイルで、4種類のスライス肉、数々の野菜、スパイスソースを椀にできる限り沢山盛って、それに太麺が加わり、大きな丸い鉄板の上で、2本の棒を使って、調味エキスで炒めて出来上がる具沢山の焼きそばである。日本でも必ずや受け入れられる味である。引退したモンゴル出身力士に日本で開業してもらいたい。 モンゴリアンBBQ動画
(中華料理)
点心の大型店 近くに何店も海鮮中華レストランがある
土曜のランチ 麻婆豆腐、海鮮
クレーポット 多くのメニュー PCH x Calle Mayor
台湾料理 Cold Dishes、牛肉麺、汁無し担々麺、
水餃子、パイコウ飯
モンゴル焼きそば、South Bay Galleria Food Coat 内
中華の次は韓国料理である。
ロサンゼルス地区の韓国人のコミュニティーは凄い規模であり、ハリウッド南東、ウェスタン通りとバーモント通りの間に広大なコリアンタウンを形成している。そしてそのエリアにKorean BBQを中心とした韓国レストランが集まっている。
私が好きだったのは、5番通りにあったソルロンタン専門の老舗店である。牛骨スープにスライスされた牛肉がはいり、塩とネギを加え、自分の好みの味にする。ごはんをぶち込んでお茶漬けみたいにする人もいるが、私はキムチとカクテキをおかずにして、スープとごはんを口の中で融合させて楽しんだ。
韓国麺の店もよく行った。ちじれ太麺でアサリの白湯ラーメンが中々美味であった。チジミ用の特製ダレを入れると何故か更に旨くなった。家内は餅好きなので、おまけで付く旨辛いトッポギが好物であった。
一方住まいに近い街中に、スンドゥブの店があり、手軽によらせてもらった。私は韓国味噌をベースにしたスンドゥブが好みで、キムチをはじめ定番のたくさんの小皿がそれぞれの店の特徴でもあった。
(韓国料理)
Han Bat Sul Lung Tang
ソルロンタン
肉の種類はBrisket だけか、Flankとのミックスが無難
Korean Town 5th Streetの名店
あさりのラーメン、チジミ 石焼ビビンバ他
韓国料理全般 Korean Town
スンドブ トーランス
スンドブ 魚フライ付 カルビとのコンボ
最後に、文化遺産にも登録されたメキシカン料理。
ヒスパニック系住民の割合から、メキシコ料理はすでにアメリカ料理の一部となった。ピッツア、パスタがイタリア料理の代表とすれば、タコス、ブリトー、ケサディーラといったトルティーヤを使った料理が基本になる。私の好みはエンチラーダで、赤と緑のソースをHalf & Halfにしてもらい、白いメキシカンライスとチリビーンズのコンボにしたものをオーダーしていた。更に白身魚のフライをやわらかい小麦のトルティーヤで包んだフィシュタコスにスパイシーなサルサを加えて、充実のコンボとなる。一方、Authenticなメキシコ料理店のメニューは、牛肉ステーキであるカルネアサダ、鉄板焼きグリルであるFajitas、豚煮のCarnitas(カルニタス)やCochinita Pibil(コチニータピビル)。そしてトルティーヤとサルサ、さらにワカモーレ(アボカドサラダのような)が添えられてくるので、手巻きタコスのように楽しむことができる。お供はフローズンマルゲリータ、コロナビール、変わったところでは、辛いトマトジュースをビールで割ったMichelada。
(メキシコ料理)
高級メキシカン
エンチラーダ、タコス、ライスと豆のコンボ
普通のチェーン店
メキシカンなんでも 観光用
Olvera Street Downtownのメキシコ街
このように進化した、豊富な種類の料理がカリフォルニア・サウスベイエリアでは楽しめる。日本食レストランも増えて頑張っているが、日本帰国後、どこの店に行っても日本の方が美味しく、値段も安い。(アメリカはさらにチップが必要だし...)食材の問題もあるが、韓国人や中国人が作るなんちゃって日本食ではなく、日本人が調理し、本場の和食に対抗できるよう、アメリカでの更なる進化に期待したい。
しかしながら既に米国中に広まったカリフォルニアロールや、スパイシーツナロール類は、これはこれで中々美味なアメリカ発祥の料理と思う。定番の握り寿司とこれらの巻き寿司を両方提供する評判のいい寿司屋は西洋系、東洋系アメリカ人達で大繁盛である。皆、箸を上手に使って、大量のわさびの刺激と生魚を好んで食するようになった。これがアメリカの食の10年間における大きな変化と言えるであろう。
了