もうテレビは要らない | 野中宗助の日常

野中宗助の日常

漱石「門」の主人公の名前を拝借

昨日、観光ガイド仲間と話していて「最近、BSがうまいこと映らない」という話になった。

 

パラボラアンテナに問題ありで、買い替えないと彼は言い出し、しかし一方で「でもBSもあまり観ないしな」とも言いだした。

 

もう一人が話に加わり、「そうそうテレビは大谷と阪神(タイガース)しか観んわ」と同意。

 

自分もニュースと阪神しか観ない。

 

掃いて捨てるほど作られているバレエテイ番組もドラマも観ない。

 

いったいテレビって要るのだろうか?

 

最近、プライムビデオにはまっている。

 

月600円、観放題で、最新のものなら1本あたり400円払って観る。

 

自分で観たいものを観ているのだから金を払うのは苦にならない。

 

だったらBSも地上波もそうすればいいと思う。

 

ニュースとスポーツ中継は生放送でないといけないので、それを流す時間帯だけ放送し、あとのバレエテイ番組やドラマなどは垂れ流しする必要はない。

 

例えば朝、昼、夜の決まった時間にニュースを流し、スポーツの生中継の時間だけ流せばいい。

 

あとは放送せず、プライムビデオのように観たい人間だけが観たい番組だけを選択し、観たい時間に観ればいい。

 

つまり録画したものを観るようなものだ。

 

決まった時間に流す必要はない。

 

それはプライムビデオと同じく月数百円の有料でいい。

 

となれば視聴者は果たして金を払ってまで観るだろうか?という問題になる。

 

自分ならクドカンのドラマは金を払っても観るがほかは絶対観ない。

 

そこでバレエテイ番組、ドラマの真価が問われる。

 

本当に観たかったのか、ただ垂れ流されていたものを観ていたのかがわかる。

 

いまの地上波、BSのように朝から晩までずっと放送する必要はないのだ。

 

テレビをつけてもニュース、スポーツ中継以外は選択しないと観られない。

 

観ないとは画面はずっと真っ黒、大昔の「テストパターン」である。

 

困るのはCMを流したいスポンサーだろうか?

 

でもいまどきテレビのCM効果ってどれだけあるのか?

 

スマホやPCの方がみんな見ているし、そっちのほうがCM効果は勝っているに違いない。

 

なんだったら選択されるバレエテイ番組やドラマにCMをつければいい。

 

ということは駄作にはスポンサーはつかないし、作られず、面白い番組しか生き残れない。

 

とにかく視聴者が観たい番組は視聴者が金を払うのでそのお金で制作できる。

 

それは実にわかりやすい仕組みだと思える。

 

商品というのは売れてなんぼだ。

 

なのにいまのテレビ番組は売れない商品なのに無理やり売られているようなものだ。

 

売れない商品=番組を垂れ流しているいまのテレビは売買の仕組みとしておかしいのだ。