サプリそのものの存在が怪しい | 野中宗助の日常

野中宗助の日常

漱石「門」の主人公の名前を拝借

暇な年寄りはテレビのBS放送を観る。

 

BSではサプリメントのCMが多い。

 

骨にいい、便秘に効く、眼にいい、頻尿にいい、コレストロールを抑えるなどなど。

 

昔のオロナインやユンケルしかサプリメントを知らない自分などは前からそれらは疑わしいと思っていた。

 

そんなの効くのか?と。

 

今回問題になっているサプリも「機能性表示食品」とか言って、国の試験をパスしていない、製造会社の試験報告だけで売られているそうな。

 

薬害も起こるので国の試験も100%信じれないが、危険この上ない。

 

そもそもサプリそのものの存在が怪しい。

 

老いて膝が悪くなったのでコンドロイチンを摂れば「良くなった」などというCMが流れるが、悪くなった膝がコンドロイチンを本当に吸収するのかさえ疑わしく、また、膝が悪いのは老化のせいでしかたないとも思える。

 

自分などはやや頻尿の気があり、夜中にトイレに行くが、仕方なしとあきらめている。

 

老眼も同じ。

 

むしろ予防だと思う。

 

どうしようもない病気の人を除いて、運動不足、過食、偏食、飲酒など。

 

膝腰が痛くなる前に散歩を日課にすればやや悪化の進行を遅らせられる気がする。

 

太り過ぎの人を見れば、病いなら仕方ないが、過食を止められない自身に責任があると思える。

 

サプリで救われようとすることが間違っているので過食、偏食、あるいは飲酒を控え、運動するのが一番だろう。

 

ある意味、自身の怠慢である。

 

もちろんそこにつけこみ、怪しいサプリを売る企業が存在することがなによりおかしい。

 

詐欺である、犯罪である。

 

その会社の入社式が延期になったと伝えていたが、そもそもその会社は今後も存続するのだろうか?

 

存続させていいのだろうか?

 

別なニュースでコロナ詐欺で6億円も京都市に不当請求していた会社が昨日、謝罪していた。

 

謝罪よりもそんな会社は存在させてはいけない。

 

そして死亡者まで出した今回のサプリ問題もそのCMを流したメディアがあるとしたら、その責任も問われるべきだ。

 

もしそのCMをみて買ったとしたら犯罪の片棒を担いだも同然だ。

 

今回のサプリの販売を許可した消費者庁も同じで国の責任もある。

 

責任をすべて当該会社にだけ持たせてはいけない。

 

公然と売られているから「大丈夫」だと思わせてはいけない。

 

そして、根本的にサプリの存在を問い直すべきだと思う。