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エヴァンゲリオン新作映画製作決定

新世紀エヴァンゲリオンの「新作」が作られるそうだ。
http://slashdot.jp/articles/06/09/07/1620233.shtml


>現状のアニメ業界に対するアンチテーゼとして、エヴァから始まった時代に幕を引くというのが制作側の心構え。

作った張本人に尻拭いまでしてもらわないとエヴァ世代は脱却できないと思っているのか。
それとも下の世代にまで影響を与えてしまっていることに責任を感じているのか。

僕としては、この「新作」がある意味つまらないものであって欲しい。

そして、「なんだエヴァってこれだけのことだったのか」と未だに総括できていない人達、
特に未だにセカイ系作品を作っている人たちに知らしめて欲しい。


製作者側がどうやって幕を引こうとしているのかはわからないが、
一番重要なのは、こんなのエヴァじゃないというような「現実逃避」を彼らにさせないこと。
この、自分達が10年前に作ってしまった負の遺産が制作者にとって直接的な障害となる。


「制作者側」という人達がどこまで本気で、全員ともが本当にそう思っているのかはわからない。
でも第四世代への準備が着々と進んでいるような、時代の流れが感じられてわくわくする。
この新作が話題になっているうちは多分祭りは来ないけど、でも終わったら近いうちに本当に来るのかも。

「涼宮ハルヒの憂鬱」。第四世代の始まりはツンデレカップルから

もう、反論も後から間違いだったと思うことも恐れず、またさらに、希望も込めて書きたい。
「エヴァ以降」の時代は終わった。と。
僕は今、そう、「戦後は終わった」と言った政治家と同じ心地である。


おそらく「涼宮ハルヒの憂鬱」周辺の時代、つまり今のことを、
第四世代の始まりと後世呼ぶようになるのだろう。
あとはヤマト、ガンダム、エヴァのように、
世代を象徴する作品が登場すれば第四世代の完成である。


逆に、「涼宮ハルヒの憂鬱」が世代を象徴する作品とまでは思わない。
アニオタの中でそこそこのムーブメントになったのは、
京都アニメーションという桁違いな製作会社のおかげと考えるのが妥当かと思う。
むしろ「涼宮ハルヒの憂鬱」は、
「エヴァ以降」を清算するものとしてうまく作用した作品と、後に位置づけられると考える。


この作品は確かにボーイミーツガールであり、
世界の崩壊がキミとボクとの間で起こる。
しかし、「ボク」である主人公は意図的に、ある種傍観者的立場をとる。
自分が原因で世界が危うくなることを理解していながら、それに悩んだりはしない。
ただ漠然と、楽しみながら今にも崩れそうな危うい日常を歩んでいく。


この主人公視点はセカイ系作品をパロディにした感すらある。
11年前の14歳と今の高校生は違うのだと。
自分は特別で自分にしか世界を救えないと散々言われても、
自分が何をすべきかいちいち深く考えないし、
極度のツンデレで本作品の「キミ」である涼宮ハルヒ以上のツンデレである主人公は、
意図的に、恋への意識を読者にもあまり見せずに、涼宮ハルヒとは距離をとる。
(両方ともツンデレならキミとボクにはならなかったのだ。)


すでに、こういう男の子が主人公でも良い時代になっていた。
それにもう世代は変わった。本当に中高生が多いニュー即VIPで大ヒットしたのだから。


中高生時代にエヴァに嵌って、大学に入って泣きゲーをやり、テキストサイトを読んでいた第三世代、
エヴァを見て哲学だと言い、泣きゲーをやって文学だと言い、
テキストサイトはテレビでみる漫才よりも笑えると言い、本当の社会には目を向けなかった。
しかし、彼らは大学を卒業し就職して現実の社会に出て行った。一部はニートになったが。


やっとエヴァから脱却して次への土壌ができた。後は祭りを待つのみ。

「NHKにようこそ!」の泣きゲー進行にみえる光画部

作品レビューでもまた久しぶりに書こうかと。相変わらずのオタクではあるが。


まったくのオタク第三世代でキミとボクでボーイミーツガールな「NHKにようこそ!」。
初めてこの作品に触れたのはアニメの第一話で、
一話だけみて漫画と原作小説をすぐ読んだ。
まだアニメは一話のみで漫画も完結していないので、わからないけれど、
これらは中身が結構違う。だがすくなくとも、小説の方は面白いと感じてしまった。


NHK

以下ネタバレ。
ただ、小説を読んだ感想とネタバレで、漫画版ではいろいろ違う。


主人公の佐藤はひきこもり。大学中退の無職でニート。
何年もひきこもったある日、あたまの弱い少女と出会う。
一言でいうとエヴァ以後に流行った泣きゲーである。
脳のネジが抜けている少女と出会い、その少女を救い出せるのは自分しかいないと信じ込み、
病院にも警察にも行かずに救出するという物語だ。
エヴァ以降量産されたセカイ系なオタクの幻想、
「自分にしか救えない弱い少女がある日突然現れる」そのまんま。


僕はアニメ一話だけ見てまたこれかと思った。mixi日記にもこんなのありえないと書いた。
かくいう僕も頭の弱い二次元少女を何人もゲームで救っている。
でも醒めた目線ではみてた。例えばこいつらの病名は何だろうと。
鍵っ子ども目を覚ませと。主人公は目を覚ましてエピローグでは普通の現実を歩んでいるではないかと。


前々からオタク第三世代を批判しているが、僕は泣きゲー進行が好きである。
最初はギャグ交じりな馴れ合いストーリーなのが、
終盤にかけて全くギャグがなくなり、さらに日常の描写もなくなり、
だんだんと絶望が取り巻いていく。「NHKにようこそ!」もそうだ。
ただこの作品の場合、絶望が、主人公を取り巻く人物達が現実へ回帰していくことなのである。


主人公はひきこもりというより駄目人間である。
代アニに通う隣人の山崎とどうしようもない毎日を過ごす。
恋愛というものに恐怖を抱きながらトラウマヒロイン少女とイチャつく。
薬漬けの憧れの先輩と再会する。


そんな日常から絶望進行が始まる。
まずヒロイン少女のトラウマと家庭の事情を聞く。これは泣きゲーの定型だ。


そしてさらに、これら登場人物たちが現実へ回帰していく。
山崎は実家に帰って親の家業をつぐ。
ヒロイン少女は大検に合格する。先輩は結婚する。
この過程が非常に僕には印象に残った。
要するに光画部的には「夏休みの終わり」なのである。
主人公も、ひきこもるための資金を稼ぐため、バイトを始める。
一人だけ「8月31日」を突破することのできない主人公。


結局、記号的で表面的なのだけど、
それを泣きゲー進行でやられたのが僕にはヒットした。
公園にいた野良猫がいなくなるというエピソードにすら悲しさを感じる泣きゲー進行の中で、
楽しく馬鹿馬鹿しい日常とモラトリアムが崩壊していく。
山崎が代アニに通いつつ部屋で一生懸命作っていたゲームが本当にしょうもないものだったという話は、
光画部への幻想が意味のないことだと象徴しているようで印象的だった。


問題は最後だ。泣きゲー的ご都合主義にのっとり、ヒロイン少女が自殺する。
結局一命を取り留めるのだが、
また自殺を試みるに違いないと悟った主人公はヒロインの元に走る。そして救出。
泣きゲーと違うのは主人公が全く救出されず、
最終的にひきこもりから脱却できていない点ぐらいである。
かなり微妙。


実のところ、この小説で出てくるネタを見ると作者は明らかに泣きゲーをやっている。
最初に単行本が出たのは2001年か2002年。泣きゲーは全盛の頃だが、
流行が「少女救出」から「家族愛」に移行していっている頃くらいか。


泣きゲー、特に「kanon」の失敗と言われているのが、
登場人物たちが現実回帰していく過程の物語であるにもかかわらず、
セカイ系のオタクを現実に引き戻すことができなかったということらしい。
つまり、彼等は弱い少女への萌えに走り、さらなる現実逃避に走る結果になってしまったと。
実際に、泣きゲー全盛期、萌えの時代がさらなる全盛を迎え、
秋葉原は萌えの街と呼ばれるようになった。


この作品、アニメがどう原作と異なる展開をしていくかが僕としての最大の注目点で、
例えば最後に主人公がひきこもりから脱却するとした場合、どう評価されるのだろうか。

なつかしいサイト

さっき、とある言葉で検索していたら、

「Out of Heavenとかいってみるテスト」という懐かしいサイトに行き当たった。

以前僕が見ていた頃、このサイトの管理人はまだ高校生だったと思う。


今でこそ2ch系のブログはたくさんあるが、当時はそんなのなかった。

むしろブログという言葉がなかった。

2ちゃんねるの面白いスレ、レス、運営情報を集めて紹介するサイトは、テキストサイトやテキストニュースサイトと呼ばれる枠組みで存在した。リドミランキングがまだ全盛だった頃だ。


そういう2ちゃんねる系テキストサイトを束ねていたのがCNP(ちゃんねるニュースヘッドライン)で、

このサイト「Out of Heaven」の他にも、スレの杜、2ちゃんねる研究、The Battle Watcher Annex、2ちゃんねるの怖い話、泣ける2ちゃんねる、2ちゃんねる放浪日記、等などが登録されていた。

これらのサイトの質は非常に高かったし、それぞれがそれぞれの分野を持ち、多彩な顔ぶれだったと思う。


だが、ネットの移り変わりは早い。上記のサイトがいくつか閉鎖し、CNPも終了し、僕はだんだんと離れ、

CNPと関係のない「2ちゃんねるベストヒット」やら「閑」に移行していくことになる。


その後の話になるが、The Battle Watcher Annex はしばらくの放置のあと閉鎖し、ニュー即にスレがたった。

しかし、スレでは「何それ?」という反応が多く、時代の移り変わりを実感せずにはいられなかった。

大手テキストニュースサイトでも「1つの時代が終わった」と書かれたりした。
その頃から、既出ネタで盛り上がる人を見ても何とも思わなくなる。


最近、どの2ちゃんねる系のブログを見ればいいのかわからない。特にVIPは既出ネタが多い。

「2ちゃんねるの怖い話」の後継サイトも出来てるし、誰かまたCNPの後継をつくってくれないだろうか。VIP抜きで。



一応書いとくけど、このブログを定期的に更新することはないでしょう。

当の「Out of Heavenとかいってみるテスト」が、放置していたのを最近更新したところみたいだったので、

懐かしさにかられて僕もこのブログを更新する気分になったというだけ。

このブログの状況

どうみても閉鎖です。

本当にありがとうございました。

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