くにたち蟄居日記 -275ページ目
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「五輪書」 宮本武蔵

 宮本武蔵の名高い古典。

 読んで分かったことだが この本は本当に剣法を具体的、実際的に丁寧に教えているKNOWーHOW 本である。精神論でもなく 思想書でもない。ひたすら「足の使い方」だの「刀の持ち方」だのが書かれているだけである。その意味では現在の「***の達人」であるとか「**料理の極意」といった本と基本的には同じであると言い切って良い。

 但し、ではある。

「細部に神は宿る」とはキリスト教の言葉だが それを強く思わせるものが本書にある。自分の「天職」を「極私的」に「目を凝らしていく」うちに 思いがけなく普遍的な視野が得られるということは 武蔵だけではなく 先達の諸賢にも共通して見られた現象である。その好例は本書からいくらでも抜き出せる。

「遠き所を近く見、ちかき所を遠くに見る事、兵法の専なり」

 これは剣法において「相手の遠いところをしっかり見ろ。目先の動きにとらわれるな」ということを当たり前のように言っているだけだが 考えてみると実に普遍的な内容である。そんな感心している僕を見たら 武蔵は「いったい何に感心しているのだ?」と首をひねるかもしれない。そんなものである。
 その意味では 本書が400年という歳月に耐えて 今なお多くの人の興味と共感を集めていることに
武蔵もあの世で呆れているかもしれない。

はじめに

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 国立(くにたち)蟄居と名づけました。国立とは 東京駅から中央線で一時間弱かかる 東京西部です。武蔵野の面影が残る雑木林、桜と銀杏の並木がある 小綺麗な街です。学生時代にこの街に住んだことがあることですっかり気に入り、20年後に再度棲むことになりました。
 蟄居と書きました。ごく普通のサラリーマンたる小生としては この田舎の街に蟄居している気分ということですかね。暇にまかせて プログを書いてみようと思っています。
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