情報を縦と横に考える | アジアNo1を目指すベンチャーキャピタリストのアメブロ

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最近、得た情報を「縦と横に考える」ことを強く意識しています。

まず「縦に考える」とは、例えば売上が増加(減少)した場合、その売上が増減した理由が分かるまで構成要素を細かく因数分解してみることを指します。

そうすれば、事実を認識するだけでなく、その事実が生じた背景が良く分かるので、理解が非常に深まります。

これは、他の人に対して情報発信する際も同様で、縦がない情報は聞いている側が非常に理解しずらくなってしまいます。

次に「横に考える」とは、得られた情報に関連する事象を考えることです。

例えば、TASPOの全面導入が決まったという情報をメディアなどで得たとき、それによってどういう影響があるかを自分なりに考えてみることを指します。

コンビニエンスストアの増収理由は、TASPO不所持者によるタバコ販売による増収効果が大きいという事実は、メディアなどで見てご存知な方も多いと思いますが、これがもし事前に予測出来ていたなら、メディアで得た情報は更に有益なものになるはずです。

現在住宅ローン減税の大幅拡大や、高速道路料金の引下げなど、様々な景気緩和策が打ち出されていますが、これによって世の中にどういったことがおこるのかという関連事象を考えてみると、メディアからは得られない何か大きな変化やチャンスに気付くかもしれません。

メディアから得ることが出来る情報そのものは、人によってインプット量の多寡こそあれ、なかなか差がつかないと思いますが、横に考えることは、これからの情報社会で非常に重要になってきそうなので、強く意識したいと思います。