ことわざに「子は鎹(かすがい)」という言葉がありますが、意味は知っていても、鎹ってどんなものか知ってますか?
この鎹は両端を打ち付けることが出来るコの字型をした釘で、木材と木材を繋ぎ合わせることが出来るもので、夫婦の仲を子供が繋ぎとめてくれることから、子は鎹の役目を成していることから、そんなことわざになったのですよね。
動物に関わる仕事をしていると、「ペットは鎹」と言い換えてもいいように、ペットたちはこの鎹の役目を荷っていることに気づかされます。
ペットは人と人を繋ぎ合わせるのですよね。
ペットが家族の一員になると、夫婦や家族の間を繋いでくれますよね。
ペットを通じて会話が増え、笑顔が増し、仲良くなり、お互いを共有するべく、木材と木材を繋ぎ合わせるよう、人と人を繋ぎ合わせてくれます。
(だからこそ、ペットが亡くなると家族の会話が減って、家が静かになったと言いますからね)
街中を一人で散歩していても声など掛けられませんが、ワンコと一緒に散歩していると、声を掛けられたり・掛けたりしますよね。
(先日、東京分室の近くで妻が犬を散歩させていて、居合わせた人と犬の話になって、飼い主さんの顔をよく見たら、ダチョウ倶楽部の肥後さんだったそうな!)
そんな声を掛け合うことからも、ペットを通じて人と人が知り合うことになり、ペットがいなければ知り合うことのなかった人との繋がりをも与えてくれ、ペットがいることから友達になったり、知人が増えたりしますよね。
(いろいろな方のお顔を思い浮かべて下さい。あの子がいなければ、あの人と出会わないのですよ)
まさに、鎹ですよね!
ペットがいるお陰で、散歩中に声を掛け合うようになるし、街で人から声を掛けられるし、カフェで、ショップで、旅先で。
多くの人との出会いを繋げてくれたペットたちに感謝しないといけませんね。
このブログに至るのだって、ペットが間を取り持ってくれているのであって、生きていても繋いでくれるし、亡くなってからも繋いでくれるのです。
視えなくなっても繋いでくれる、不思議な鎹です!
あなたのペットは、誰と、何を、繋いでくれたのですか?
ペット霊園ソウルメイトのHPはこちら
http://sourumeito.sakura.ne.jp/
過去のお坊さんブログはこちら
日頃の画像・投稿はFacebook
https://www.facebook.com/harumasa.yokota.77
私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社