雑誌の取材などでも聞かれることなのですが、「印象的なペットのお話を聞かせてください」とか質問されるのですけど、困りますよね~。
先日はカウンセリングのお客様から同じようなことを聞かれました。
遠方に出向いておりましたので、食事と観光をして帰るつもりでおりましたが、時間いっぱいお話したいと言われていたので、めいっぱいの5時間をカウンセリングに費やし、あとは新幹線に乗るだけの時間しかありませんでした。
帰りの駅までの道中で、「最後に何か、今まで聴いてきた中で一番印象に残っているペットと飼い主さんのお話を聞かせてくださいませんか!」と言われたのですが、丁重にお断りさせていただきました。
断るなんてこと、あるのー!って思われましょうね。
だって、私がそこで印象的なご家族のお話をすれば、そのことが一番となってしまい、今までお会いしてきた方々やお話を聴かせくださった方々のことが2番以下となり、疎かになってしまいますからね。
(2番じゃダメなんですかー!)
その日のお話を含め、今まで聴いたお話の数々には、種族を超えた愛情がいっぱいあり、それぞれの愛情物語がありますからね。
どれが一番かなんて決められませんよ。
だから、「今日聴かせていただいたお話が一番印象に残っておりますから、他の方のお話はよろしいのではありませんか」と、やんわりとお断りしましたら、「いや、私のことではなく、他のお話で何か聞かせてください」と言われました。
お話を聴かせていただいている流れの中で、先ほどのようにお話としてあげることはありますけど、何が一番かと問われて答えたら、今までの多くの方々をないがしろにしてしまうことになりますので、そのようなお題ではお答えすることが出来ませんよ。
どのペットたちも、どの飼い主さんたちも、みんな一番ですよ。
私自身も、うちの子たちにとって、一番のはずです。
あの子にとっても、ご自身のことが一番なのですから、これでいいのではありませんか。
と、御断りしてしまいました。
最期物足りない感じをされたかもしれませんが、これでいいのだと思います。
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「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社