車を運転していると一方通行の道がありますが、歩きなら関係なく往き来出来るのにね。
修行寺の御前様の命令は絶対でしたが、「そこ曲がれ!」と言われても、車を運転しているとそういう訳にいかないのですよね。。。
(そこ曲がれと言うたじゃろ!いいから、そこじゃ!ほら、曲がれ!と言う御前様は心が素直過ぎましたね!)
道にはルール上として一方通行がありますが、ルールを外せばただの道ですので、往き来が出来ます。
心の問題も同じで、囚われというものを外せば、素直になれますのにね!
よくお客様とお話をしていて、ペットの声が聴こえたらいいのに!という話題になります。
確かにそうですよね!
普段何を思い、どうして欲しいのか知りたいし、病気の時などは、どこが悪いのか教えて欲しいですよね。
ペットロスのカウンセリングの時などは尚更で、あの子はあの時どうして欲しかったんだろう…、あの子は私のことを嫌になっているかも…、あの子は今どうしているだろう…とね。
ペットたちがどのように思っているのか、あの子たちの声が聴こえたらいいですよね!
スピリチュアルカウンセラーなら聞こえるのかもしれないけど、そういう力のない私には無理と思っておりませんか?
むしろ、あの子のことを知らない第三者よりも、あの子のことを誰よりも想っているあなたの方が、あの子のことをよく知っていて、あの子の想いを聴いているはずなんだけどなぁ~
普段一緒に暮らしている時に、どうやって種族や言語の壁を超えてきたの?
相手を想いやり、表情やしぐさを通じ、お互いの気持ちを察していませんでしたか。
言葉としての、音としての声ではなく、心に通じる声があったはずですよ。
あの子は今何しているのかなぁと想ったのなら、あなたは何を思い浮かべますか?
それが答えですよ。
歩けなくなって、寝たきりまま亡くなった子が、元気に走っていると願うのなら、そうしていることでしょう。
食べるのがとにかく大好きな子だったのに、最後は食べること出来ずに亡くなった子が、勢いよく食べている姿を願うなら、そうしていることでしょう。
一緒に暮らしてきた愛しい子が亡くなり、姿が見えないから無になったと思えば、それが現実です。
魂なんて存在しない、亡くなったらそれで終わりと思えば、それが答えですよ。
でも、私には見えないけど守護者として見守ってくれていると思えば、それが答えとなりましょうし、いつかまた再会出来ると思えば、それが答えとなりましょう。
いつも、答えはあなたの中にあるのですよ。
あなたの想いが答えなんですよ!
愛しい姿を想い浮かべてみてください。
あの子の素直な心には、囚われや邪まなものはありません。
あなたのこと恨んでなんていない。
あなたのこと嫌いになんてならない。
あなたのこと蔑むことなんてない。
あるのは、あなたの中にあるものが、答えを歪めているのですよ。
あの子の純粋な心から見えたあなたは素敵な人だったはずですよ。
もう一度、あの子の素直なあの顔思い出してください。
もう一度、あの子の可愛い瞳を思い出してください。
たとえ、あの子の声が聴こえないとしても、心は通じておりますよ。
一方通行であったとしても、路が塞がっている訳ではありません!
たとえ片思いだったとしても、恋は素敵なものです!
一方通行であったとしても、あなたの想い届けてください!
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社