愛する者を喪うことは人生において一番辛い出来事でもあります。
いつも一緒にいるのが当たり前で、亡くなることなど考えたこともなく、この幸せが続くものだと漠然と思っていて、いつか亡くなると思うことはあっても、まさかこんなに悲しいものだとは実感はしませんよね。
なんで、こんな悲しいことがあるのでしょうかね?
それは、愛しているからですよ。
愛すれば愛するほど絆は深まり、より親しく親密になるものです。
親密であればあるほど、愛すれば愛するほど、別れは悲しいものとなります。
こんなにも悲しいことがあるのかと経験しているあなたは、
それほどまでに愛することができたあなたなのですよ。
それほどまでに好かれることができたあなたなのですよ。
愛する者を喪い、愛してくれる者を喪ったのですから、悲しいのは当たり前のことで、こんなにも悲しいことですけど、これでいいのです。
片思いの悲しみであれば違う意味で切ないですけど、お互いに想い合っているからこその悲しみなのですから、悲しくていいのですよ。
それだけ親密な間柄になれたのですから。
それだけお互いの心が重なり合っているから、別れは引き裂かれるような辛いものとなるのでしょう。
それほどの関係を密にする者は、この世にどれだけおりますか?
それほど多くはおりませんよね。
あなたにとって、特別なあの子であって、あの子にとって、特別なあなたなのですよ。
だって、愛されているんですから!
そう、愛しているんだもん!!
だから、悲しいのですよ。
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社