ご神木

御神木というと、お祭りの時に授かったりするもので、古神道における神域の木々や森のことを意味し、神聖なる木には氣が宿りパワーがあるものとされます。

先日、名古屋から犬の火葬にいらしていた方のワンコちゃんの口元に、木の表面のようなものが添えてあったのでお話を聞くと、そちらの神社の御神木とのこと。

その日の私のスケジュールは、12時から埼玉からのお客様でご供養が決まっており、その後に名古屋からのお客様の立会火葬の依頼となったので、9時頃には到着していただければと予約になりました。

その後、今日の午前中ってお時間ありますかと同市内からの問い合わせがあり、14時からであれば大丈夫なんですけど…とお伝えすると、そちらの評判がいいので他には行きたくないので14時からでいいですとなり、合間の無いタイトなスケジュールとなっておりました。

前日から西日本は天候が荒れており、未明には関東でも被害が出ているとニュースになっておりました。

こちらも、朝遅れて風が強まり、さっきまで境内の掃除をしていて、綺麗になっていたのに、もう大変！

名古屋からいらっしゃるので心配していたら、嵐が落ち着いてから家を出たとのことで到着が1時間くらい遅れますと電話がありました。

1時間遅れるということは、次のお客様に重なってしまうので、致し方ないけどお話を聴くことができず、供養のお客様の応対をしてから、立会火葬のお骨拾いと順序を入れ替えて応対しなければなりませんでした。

ワンコちゃんの火葬が始まり少しすると、電話が鳴りました。

埼玉からのお客様が、家を出るのが遅くなってしまって、到着が1時間くらい遅れるとのこと。

せっかく、こちらを頼りにしていらしてくださったのに、きちんと応対できないと思っていたら、不思議なことに時間変更の電話があり、ワンコちゃんのお話ちゃんと聴くことが出来ました。

まさに、御神木パワーですね！

そして、次のお客様の時間が短くなってしまったのですが、ある程度お話をすると帰る時間もあるからお経にしてくださいと頼まれ、時間通りに事は進み、さらに次のお客様となりました。

次のお客様が、こんなに丁寧にしてもらい、ちゃんと供養もしてもらえたので、こちらにして正解でした！と満足げに帰られ、今日も仏様に導かれた一日となったなぁ～と思っておりました。

後日、名古屋のお客様からのメールに、お寺の杉の葉が車にくっ付いて家まで一緒だったそうで、お骨壺の隣にお寺の杉を添えてある写真を見せてもらいました。

これもまた、御神木ですね！

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私の著書：

「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社