ペットロスカウンセリングをするときに、「私は一生十字架を背負って生きていきます」という言葉を使われる方がおります。
きっと、クリスチャンなのでしょうかね。
(いやいや、聞くと全然違うことばかりです)
言葉の使い方として、あげられるので調べてみますと。
十字架を背負うとは、耐えがたい苦難、重い負担、消えることのない罪を、生きている間持ち続けるという意味です。
愛する子にしてあげられなかった償いでもあり、愛する子に苦しい思いをさせてしまった罪悪感もあり、ペットロスから癒されず、辛く悲しい思いを昇華させず、一生背負っていくつもりなんでしょうね。
そんな時にいつも言うのですが、同じく十字架を担うのなら、背中に担がれるより、抱っこされた方が嬉しいでしょうね!とね。
宗教的に言うのなら、十字架を背負うのはキリストさんだけでいいのですよ。
皆さんの分を背負ってくれたのですから、救われることが正しいのですよ。
救われてくれないとキリストさんが苦しみますよ!
(せっかく背負ってゴルゴダの丘を登ったのに~)
耐えがたい苦難をずっとするなんて修験道者にでもなるのですか?
修験道でもずっとの苦行はしませんから、楽になってもいいのですよ。
ペットロスに伴う後悔や罪悪感が重い負担になるなんて、誰が喜ぶの?
あなたの愛する子は、あなたの負担になんてなりたくないはずですよ。
消えることのない罪?って何!!
あなたはそのことを罪として荷っていても、それは誰に償っているの?
あなたの愛する子は、あなたが罪や咎で苦しんでも嬉しくありませんよ。
償う気持があるのなら、自ら苦しむのではなく、手厚く供養すればいいし、あなたが苦しんでも誰も嬉しくありませんから、苦しみなんて手放していいのですよ。
償われる相手からすれば、望んでいないことを背負うのですから、自分勝手ですよね~。
望んでいることをすることが償いなんじゃないのかな。
何を望んでいるのかって。
そんな罪ないよーー!って言っているよ。
どうでもいいよーー!って言っているよ。
ねぇ、ねぇ、笑ってよ~~!って言っているよ。
元気出して~~!って言っているよ。
相手の望むことが罪滅ぼしになるのですよ。
望んでいないことで勝手に苦しむなんて、あの子が心配しちゃいますよ。
あなたの笑顔が一番好きだったのですよ。
思い出してください。
お互いに笑っていた日のことを。
それがあの子の望みであり、それがあの子への罪滅ぼしなんですよ。
何か償いをしたいのなら、寄付でもするのが宜しいでしょう!
辛い思いをしてなお生きようとしている者たちへ手を差し伸べることなら、償われても嬉しいはずですよ。
自分の仲間たちの助けになるし、保護活動している人の為にもなるし、それで罪滅ぼしになるのだから、一石三鳥ですよ!
あなたは犯罪者ではないのですよ。
忘れないでくださいね。
あなたは動物愛護者なんですよ。
いや、正確に言えば、あの子大好き人間なんですよ!
思い出してください。
あなたのことを想う者が、今のあなたの背負っている物をどうにかしようとしておりますよ。
あなたの罪をあの子に背負わせるのですか?
罪のないあなたに、あの子は罰を与えるのですか?
あの子が気にしていないことで、勝手に苦しんでは、それこそが罪ですよ。
そもそも、十字架なんて、私の宗教ではありませんでしたねー!
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社