一本道

連日の大雪で、除雪しても除雪しても歩く道すら消えてゆくお寺です。

昨日の午前中のお客様が境内まで車で上がれるように早朝から除雪しておりましたが、お昼を過ぎると道が消え始め、もう境内まで車で上がれるように除雪するのを諦めました。

午後に自宅での供養を依頼されているお客様宅へ行くにも、途中の峠の坂道では大型トラックが2台立ち往生しており、追い越すのも緊張の連続で、こちらもスリップしないようドキドキしながらの運転でした。

今朝は4時半に起きて玄関を開けると、降ったなぁ～と思わず言ってしまったほど雪があり、境内全体の雪の量を考えると落胆してしまいます。

玄関から階段下りるまで除雪しながらで、もう車用に除雪するのは不可能といった感じですね。

玄関から一かき一かきしながら、一歩一歩でも歩みを進めれば道になる！と自分に言い聞かせ、人の歩く道だけならとノープロブレム！とトランプ大統領のマネをしながら、せっせと除雪。

朝に除雪した道など、妻の出勤と娘の通学時には、どこ除雪したの？という感じになっておりましたが、妻と娘を車で送って戻ってくると、人が3人歩いた足跡がそれなりに道となっておりました。

人が歩けるように道を作っていたのですが、人が歩いても道になるのだなぁと、いろんな意味において思いを巡らすことができ、人の足跡を見て感謝してしまいましたね。

人生の先には選択肢がいっぱいあり多岐に分かれますが、人の歩んできた道は無数の選択肢から選んできた一本道なんだなぁと考えてしまいます。

一本しか歩めない道ですから、振り返って後悔のないように、今の歩みを大切にしましょうね！

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私の著書：

「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社