供養する日というものに命日があります。
その他に月命日や祥月命日という言い方もあり、迷うこともありますよね。
1月15日に亡くなったということであれば、毎年この日が命日ということになり、他の言い方では祥月命日とも呼ばれます。
祥月というのは、日本古来からの風習で、亡くなってから1年を小祥、2年を大祥と言った名残から、その年のその月の月命日のことを祥月命日とも言いますが、一般的にはただ命日ということが多いことでしょうね。
じゃぁ、ただの月命日って何かと言いますと、亡くなった日にちのことです。
毎月の15日がその月ごとの命日ということです。
毎月の月命日の際にお坊さんにお経をお唱えしてもらうことを月経とか月忌などと言います。
(月忌は簡単にパソコンで文字変換できますが、月経は文字変換の登録がないので、私は「つきぎょう」ではなく「げっけい」と生理の言い方で入力しちゃいます…)
このようにして、毎月の命日である月命日には月経を、その年の祥月命日には法要をしたりします。
また、亡くなった日から数え、49日・100日目にも法要がありますし、春と秋にはお彼岸が、夏にはお盆が、というように供養する節目になる機会は多々あります。
その供養する日に合わせて法要出来ればいいですが、お互いの予定によってはその当日には出来ないことがあります。
土日の方がお休みだからということもあれば、その当日ちょうど休みなのでということもありましょう。
皆さんの希望であっても、お坊さんの都合もありましょうから、必ずしも命日の時に供養できるとは限りません。
そうすると、命日の前後に予定をずらしますが、どれくらいずらしていいのでしょうかね?
よく、後倒しよりも前倒しであることが善しとされ、命日から1ヶ月くらいのうちになんて言われますよね。
1ヶ月以上前だったら、どうなんでしょ?
後倒しで翌週だったら、どうなんでしょ?
どっちだって、いいんじゃないの!!
だって、忘れている訳ではなく、予定の問題ですからね。
想いがないのではなく、想いがあるのですから、いつだっていいんじゃないの!
私なんて、祖父やラブに対しての想いなんていつでもありますから、命日なんていう日の単位はどうでもいいというか、毎日毎時だから日は関係ないですよ。
49日が年をまたいでは良くないとかで、年内に法要を済ませる地域もあれば、所変わって雪国だと、お墓が雪で覆われているから春になってからになしますしね。
1ヶ月どころか3ヶ月後に命日の法要をすることだってありますからね。
長期の海外出張で命日が出張期間中の時なんて、出発前の方が命日に近いとか、帰国後の方が命日に近いなんて決め方しますよ。
都合のいい時にとか、季節のいい時にとか、天気のいい時にとか、縁起にちなんだ時にとか、いつだって思うことに合わせればいいのであって、供養の節目としての日はありますが、日時が先にあってのことではありませんからね!
この数日は最強寒波襲来ということで、お寺周辺は雪が多くて除雪が追い付いておりませんし、不要不急な外出は極力抑えましょう!と呼び掛けがされているように、こんな大雪の最中に供養しなくてもいいと思いますよ。
仏様だって許してくれますよ。
というか、仏様なら尚更分かってくれましょう!
県内外から予約されていた週末の供養のお客様はほとんどキャンセルになってしまいましたが、これは致し方ないことです。
お客様の方からだと、お断りの連絡をしづらいのではないかと、こちらから電話したりしました。
お骨やお写真の前で、命日に供養してあげられなくてゴメンネ!という必要はないのですよ。
だって、分かってくれているのですから!
あなたを想ってくれている仏さまは、あなたの都合を心の絆を通じて導いており、あなたがキャンセルをしたのではなく、あなたを護る仏さまがキャンセルした方がいいよ!とあなたを導いて連絡させたのですからね。
忘れている訳ではなく、想いがないのではなく、あくまでも都合の問題なんですからね!
間違われませんように☆
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社