この星への恩返し・・・
たくさんお世話になりました、
あともうちょっとだけ、
お世話にならせてくださいね!
あともうちょっとだけ、
時間がかかると想うけれども、
それでも、叶わないことはないからね!
これが最後の時だと想います・・・
与えられたこの期間で、
やれることをやってみたいと想います・・・
この体があってよかった!
これでこの〝 命 〟のままに、
この世界で自由に働くことができる!
命はそれだけで美しいもの、
そのなかで、
あなたと共に、
あなたの〝 命 〟の中で生きられたことを、
私は誇りに想います・・・
だからもうちょっとだけ、
あともうちょっとだけ、
お世話になりますね!
どっれ明日〝 パスポート
〟を申請しに行ってきますかッ
みにくいアヒルの子は、
自分が何者かが分からず、
世間の価値観や、親の目、周りの人の常識に合わせて、
生きていこうとします
それが正しいと信じていたから
次第にその子は、
世間の価値観と、自分が感じていることに、
違和感を抱くようになります
世間の価値観とのギャップに、苦しめられるようになる
まだ自分で飛び立つ勇気はないが、
この〝 小さな池 〟の周りの世界に、強い憧れを抱くようになる
外の世界を知れば知るほど、今いる自分の居場所への、
違和感は強くなっていくのを、感じながら
自分の存在意義は何なのだろう?
なぜ私が観えている世界は、こうも人とは違うのだろう?
周りの人たちが感じている〝 あたりまえ 〟が、
私の心は受け入れられない
だって、それは、誤った世界の認識なのだから
かつて親しんだ友や、家族や、
知人たちが生きる、小さな池
もう二度と、この世界には戻らない
未来を見据えて、
私は遥か天空を仰ぐ
この翼は、まだ見ぬ地平を越え、
大空に飛び立つためのもの
自分の居場所が分からないのなら、
ちゃんと自分の足で立って、
その心が指し示す方向へ、信じて歩いていくことだ
その道が、どこに続いていくのか、そんなことは、
考えたって分からない、そんなことは、
考えても意味のないことだ
それでもその心のコンパスが、
指し示す方向へ
世間の価値観と、その時は違っても構わない
自分自身を、信じて、歩いていく先に、
自分だけが歩ける道、自分だけが辿り着けるゴールが観えてくる
天命と言われているものだ
この世界に生まれたとき、
嬉しくて、私は泣いた。
この世界を去るときも、
様々な経験を共に生きた、
様々な人たちへの想いと共に、
きっと私は泣くでしょう・・・
生きている内に
何度そのことを伝えられるだろう、
辛いときでも、
この星空を見上げるたびに、
私はそのことを想い出す・・・
きっと私はもう、
夢を語り合った友との地や、
美しい峰に囲まれた私の故郷(ふるさと)に、
帰ることはない
それでもたまに想い出す
白く続く砂浜や、満点の星空、
峻厳な峰、その懐に抱かれて生きる温もりを
そして、
それらの懐かしい面影はもう、
私の心の中にしかないことも
何もいらないよ
この〝 光の道
〟以外、私は何もいらない
天命を輝かせること
それが唯一、私の心が選んだ道です
みにくいアヒルの子は、
白鳥となり、
その大きな翼を目一杯広げて、
天空へと旅立ちます
何も持ってはいけない、
この道の先には
もう次なる扉は開いているよ
それでは、行ってきます
自らの可能性を信じて
明日を信じて
今を精一杯、私の人生を、
生き切るために
いつだって目を閉じれば、
今までお世話になった人たちの、
姿が前にあるようで・・・
たくさん迷惑かけました、
たくさん心配させました、
傷つけてしまったことも・・・
ごめんなさい、
でも、ありがとう・・・
今までのすべてが、
今の私を強くした、
あなたたちがいてくれたから、
私はここに立てるんです・・・
とにかくやれるだけ、
やってみようと想います、
想うがままに、
信じるがままに、
これから、
私の〝 生きたい道 〟を、
進んでいきたいと想います
世界が平和でありますように