樹木希林さんのご冥福をお祈りしています
ねぇ、店長さん。
私達はこの世を見る為に、
聞くために、生まれてきた。
この世は、ただそれだけを望んでいた。
…だとすれば、何かになれなくても、
私たちには生きる意味があるのよ。
映画 あん より
そんなに頑張んなくたっていいんだね。
そんなに気張らなくたっていいんだね。
もっと安心してもいいんだね。
もっと力を抜いて、
生きてもいいんだね
私たちは、その〝 なにか 〟になりたくて、
〝 なにものか 〟になりたくて、
努力し、苦労して、その理想に向かって歩いていきます
その努力と経験は素晴らしいもの
でもその、〝 なにか 〟になれなければ、人としての価値がないのだろうか。
なにものかになれなければ、生きている意味がないのだろうか。
透き通るあおぞら、
手の届きそうなたいよう、
風が微笑み、
鳥が舞う。
水面は光に揺れ、
そのせせらぎに、
生命が煌く。
この世界に生きていることが、
なんだかとっても〝 特別なこと
〟のようで・・・
きっと本来の人の生き方は、こんな風に、
自然の中で、
ただ素直に、
生きていることの喜びを、
受け取っていくだけなんだと想う。
ひろがる心、
いのち高らかに歌う世界、
それをただありのままに、
受け取って、生きる。
なにも難しいことじゃないはずなんだ。
ただもとにもどるだけ。
それだけのことなんだ
生きていることのすばらしさを、
このかぎりない空にひろげたい。
わたしが生きている、
あなたが生きている、
それはかけがえのないものだから。
生まれたことのすばらしさを、
いきているすべてに伝えたい。
わたしが生きている、
あなたが生きているこの星は、
かけがえのないものだから
そうして人々は、ふと己の人生を省みる。
いったい私は〝 だれ 〟になりたかったのか。
〝 追い求めていた理想 〟は、
本当に私が必要としていたものだったのか。
心は、満たされていたのだろうか。
何かを追い求めていた頃の私は・・・
その欲しいものが、すべて手に入ったとしても、
私は本当に満たされるのだろうか
なにか大切なこと、私自身の〝 心
〟を、
見落としていたのではないだろうか
伝えたいことがたくさんあるんだ、
木漏れ日の優しさを、
空の青さを、
日の光の輝きを、
世界の素晴らしさを
生きているうちに伝えたいんだ、
生きることの素晴らしさを、
あなたと生きる素晴らしさを、
あなたたちと生きる素晴らしさを、
この世界で生きる素晴らしさを
夢を追いかけていた頃。
それはそれで楽しかったと想います。
何かに駆り立てられるように、その目標に向かって邁進していく
私の青春の一ページ
しかし、大事なことを忘れていたんじゃないかなぁ・・・
私は、生きているだけで素晴らしい存在だったということ
この世界に生まれてきて、色々な体験をして、
学び、成長し、生きていくこと、そのものが、
素晴らしい貴重な経験であったということ
忘れていたんじゃないのかなぁ・・・
今が一番幸せだと、
そう言えるようになるために、
人はいろんな経験を、
するのかもしれない・・・
辛い経験、苦しい経験、
悲しい経験、淋しい経験。
今想えば、
ちゃんと意味があったよ!
それ以上に、
楽しい経験、嬉しい経験、
美しい経験、温かい経験。
そのすべてに、
ちゃんと意味があったよ!
そのすべての経験が、
今が一番幸せだと、
そう言えるのを、
助けてくれているんだ
そうやって、素直な姿に立ち還って、
また前に進み始めていくんではないかなッ
その道の途中で、知らない内に付けてしまった、
エゴを、
その身から振るい落として、〝 綺麗な魂
〟に還って、
また前に進んでいくんではないかな
そうやって私は、
これからも歩いていくんではないかな
私の人生を
楽しみながら、
愛おしみながら
少しでも、
前に、前に
人生上がったり下がったり、
そうやってこれからも、
進んでいくんだと想う・・・
それでも進みたいのは、
いつか後ろを振り向いた時に、
なんだかんだ言いながらも、
結局楽しんだのかもなって、
そう想える時がくるからだ!
今までのすべてにありがとう!
懐かしい過去をみて、
輝かしい前をみる・・・
人生上がったり下がったり、
それでも進みたいのは、
結局楽しんだと想える時がくるからだ。
さぁいこうか!
また新しい、
わくわくがこの先に待っている!
世界が平和でありますように