すべての〝 双子の魂 〟に贈る・・・☆彡 〝 小さな愛のものがたり 〟 2話/全9話 | source message

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人生は素晴らしい! 世界はこんなにも美しい!!


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ふたりの葉っぱは、いつも寄り添うように、



























ふたりでいる時間をこの上もなく楽しんだ。


























風が吹けば、ふたりで風にゆれ、


























鳥が歌えば、ふたりの歌を合わせ、


























夜空が見えれば、ふたりで星を眺め、


























太陽が出れば、ふたりでいることをなおさら温かく感じ合った。






































 

ふたりでいることが、ふたりのすべてであり、






































ふたりでいれば、他にはなにもいらないようだった。












































 

同じひとつの木には、他にもたくさんの生命ある存在がいた。


























ふたりでひとつの葉っぱたちは、どれを見ても幸せそうだった。






































ふたりでいるということが、なによりも幸せそうだった。












































 

時間はあっという間に過ぎていった。


























 

世界はいつのまにか、葉が落ち行く季節となっていた。






































 

ふたりは初めて、別れを経験しなければならなかった。






































それはいつも一緒だったふたりにとって、


























まさに心がふたつに裂かれる想いだった。
































他の生命ある仲間達も別れを迎え、みなそれぞれに落ちていった。






































ふたりの別れも、変えられない運命だった。






























































 

〝 それでもふたりは、信じようと決めた 〟





























































 

ひとつの生命を持つもの同士、






































新しい葉に生まれ変わって、また会える時を信じようと・・・
























































 

ずっとふたりは寄り添い合っていた。
























































 

このふたつの葉っぱでいる、
























































最後の時が訪れるまで・・・































































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