酷残暑 | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

暦の上では秋だけど、

この酷い湿気を伴った暑さはなん残暑…ぃゃザンショ。

そんな中、一世一代の大仕事(僕にとってはね)を無事終えて帰山梨。

さてと、地元も歩いておかなきゃね。

藤垈の滝は蝉時雨の中。

でも、藪蘭が刈り取られてしまっていて寂しい。故に「藪蘭に空蝉」は今年もなし。

何故全て刈払ってしまうのか理解出来ない。

樹液の出ている木が見付からない。

おぅスズメバチが幹をガシガシしてる。これで樹液が出てくるんだよね。

こっちもスズメバチだけだ。

怖いけど、世の中に不必要なものなど無いからな。

アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの声がしてる。

でも、なかなか本体は見付からない。

根本から樹液が出てる場所があった。

が、やはりスズメバチOnly。

今年はまだクロコノマチョウ見てないなぁ。

この辺に居るはず…と探したら。

少し小さいけど居て良かったよかった。

う〜〜んそれにしても、

今迄必ずクワガタが見つかった場所にカナブンしか居ない。

キタテハやスミナガシも見掛けないもんんな。

ぉ、ヒメジャノメ。そう言えばヒカゲチョウの仲間も少ないなぁ今季。

あら、アカボシゴマダラにスズメバチ。そして、コムラサキか…なぁ。

幹の反対側にも樹液酒場が。

 

アカボシが鞍替えした後に、オオムラサキの雌がやって来た。

もう一頭は、やはりコムラサキじゃなくて、オオムラサキの雄だな。

雌、樹液を独占。雄は怖ず怖ずと後退。

そして何故か雄は全く羽を開かない。

どうぞどうぞ。全体服従の構え。

満足したのか雌去る。

戻る雄。でも、羽は開かない。綺麗なのになぁ。暫く待ったけど無理そうなので諦める。

これだけ虫達が集まって来ている樹液なのだから、

もっと他の虫も来てもいいのになぁ…今季はルリタテハも見てない。

周りを捜索してみたら、嗚呼…

カラスにヤラれてるのかなぁ。

鈴なりの脱殻を見上げる。

南から真っ黒な雲が覆いかぶさってきた。

まずいなぁ〜。

カワトンボ綺麗なのになぁ。

降ってきた〜ッ。

車に駆け込む。

まぁ想定内。

帰宅すべく走りだしたが、1kmも行かぬうちに雨は止んだ。