空蝉 | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

 立秋過ぎて朝夕は少し過ごしやすくなったものの、まだまだ日中の日射しは厳しい。
そこで今日も市内の山の端「藤垈の滝」へ逃げ出しことにした、もうウバユリも咲いていることだろう。
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ちょっと盛りを過ぎた感じではあったが、お決まりの「藪蘭に空蝉」も撮影できた。
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 空蝉といえば、もうお昼間近というのに、羽化できないでいる
大きさからいっておそらくミンミンゼミと思われる幼虫を見つけた。
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 羽化が始まらないかと、しばらく眺めていたが兆候もない。
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同じ木の反対側に、羽化の途中で動けなくなり絶命した蝉を見つけた。
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蟻がたかり始めており、酷い感じではあるが、これも自然の摂理。仕方あるまい。

 脱皮して大人になれないのに、なんとか生きていけるのは、人間ぐらいのものなのである。