冬が来る前に | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

八月に母を送り、申し訳ないが仕事の制約が外れ、

折からコロナ渦からの復活を目指すイベント業界の動きも相まって忙しい。

気も紛れるし、現場での集中力が戻ってきたのには自分でも驚くほどだが、

親の存在とは大きかったんだなぁと、今更ながら感ずる。

そんな日々の貴重な隙間に、母との想い出もある生田緑地へ。

前にも書いたと思うが、小学校の遠足で母と写生した場所。

今日も遠足なのか黄色い帽子の小学生の歓声が響いている。

此処から日本民家園が見渡せたんだけど、

すっかり樹々が生い茂って見通しがない。

50年も昔だもの…当たり前か。

足元にカシワバハグマが咲いていた。

そう云えば、もうすぐ二十四節気の霜降だ。(10月21日の散歩記録です)

もう冬と秋の狭間なんだな。

とは云へ今日は素晴らしい秋晴れ。

時間に余裕もあるので、行ったことのない

初山地区の水生植物鑑賞池に足を延ばしてみることにする。

う〜ん。ミゾソバはあるけど…セイタカアワダチソウが幅を効かせているな。

ツマグロヒョウモンの雌がいる。

雄もいた。

ゴルフ場のすぐ下なんだな。そこから流れてくる水でか…。

赤トンボ(マユタテアカネ)もいるから安全なんだろうけど。

訪れる人は地元の方ぐらいなのだろうか、車の音も聞こえないし静かだ。

ドングリがいっぱい転がっているね

羽がだいぶ傷んではいるが、ナミヒカゲ。。

メジロの声がしたので見上げたら木通の実が。

突きにメジロが来てくれるかと思ってカメラ構えて待っていたが…の来ず。

梅園まで戻る。いつものルートを逆にたどる事になる。

ショウリョウバッタが跳んできた。

よく観たら後脚が2本とも折れてる。痛々しいけど逞しいなぁ。

此処にもツマグロヒョウモンがいた。

誰だ、ここでご飯食べたの。

スズメバチが行き倒れている。

谷間の散策路へ。

ツリフネソウまだ咲いている。たまには正面から撮るかね。

瓜らしい模様のカラスウリ。

あっちにも沢山なってるね。

アシナガバチが物陰で体を温めている。

角度が悪くてよく分からんがコアシナガバチだと思う。

ツマヒョウの雌フワリ。

こちらも体を温めては飛び温めては舞い。

ルリタテハも1頭飛んで来たが。こちらは休まずに去っていった。

前回撮った場所のミゾソバ、まだ咲いていた。

此処のカラスウリ毎年見るなぁ。

ツワブキはこれから。

これも前回観た(はず)のカシワバハグマを眺め。

枡形山の頂上へ向かう。

すると子どもたちの声と担任教師の大声。

むう〜しまった。

さっき中央広場で騒いでたのが枡形山でお昼を取っていたんだな。

煽られる前に逃げよう。

トットと退散。登戸で飯にしようかと思っていたが、

時間が惜しくて乗り換え駅の分倍河原で、立ちそば屋さんの牛スジカレー。

これが当たり。

そんでもって久しぶりの長沼公園へ。

ところがどうしたことか、真ん中を通るメインの散策路が通行止め。

まぁ狭くて険しい道が好きな僕には好都合なんですけど。

イヌショウマが咲いてる。

アザミには雀蛾。

最近良く見るホシホウジャク。

明るかったからか、まあまあよく撮れた。

春になるとカタクリが観られる場所に、

困った時のカシワバハグマ。

これはカントウカンアオイかな。冬の花ってコレくらいしか思い浮かばない。

まだ蕾のイヌショウマが…アレ違うぞ。

サラシナショウマだった。さっきのもだ。

いや〜面目ない。

キバナアキギリがひとつだけ。

ノダケがありました。

あら。コウヤボウキ。

 

かくして、生田緑地で3時間。長沼公園で2時間の散歩。

両親が逝ってしまったので、

だんだん都内近郊の散歩は減ってきてしまうと思う。

その代わり、又ぞろ旅の虫が騒ぎ始めた。

未だ観ていない景色に会いたいな。