まぁだだよ | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

鳥見の神様から想いが通づる特殊能力を授かった私(前回の続きね)。

それでは、それを活かして武田の杜で、

クックックックと倖福の青い鳥をフライング・ゲットだぜ。(何かいろんなのが混じっちゃったが…)

白根三山の頭も白くなったしな。

神々しい富士山が迎えてくれた。

が…耳を澄ませど、あの下品なゲッゲッという蛙みたいな声は聴こえてこない。

あ〜ニィニィとヤマガラの声がする…来たきた。

岩の窪みに嘴を差し入れて何ぞしている。

溜まった水を飲んでいるのか、そこに虫でも湧いているのか。

振り向いた表情が可愛いのう。

 

紅葉は、後一息といったところか。

影紅葉…って言葉あるのかな。

緑も加えた色のコントラストはこの時期ならではか。

風が吹くだけで表情が変わる。

此処もナラ枯れは深刻。其処此処に見受けられる。

木の根元を注視して歩いていたら、あらスズメバチ。

この木もナラ枯れのフラスが積もっているが、スズメバチも一役買っているんだろか。

それとも樹液利用者(虫)としては、困っているんだろうか。

カシノナガキクイムシに天敵はいないのかな。

武田の杜でも対策はしてるみたいだが…赤い丸は何を意味してるのかな。

単なるチェックなのか、伐採対象なのか。

それにしても、鳥の姿が少ない。

トンボは、まだ翔んでる。枯蜻蛉って呼名が有るのか無いのか知らないが。

枯茜って云うのはどうかな。

笹薮がガサガサ…どうせガビチョウだろがカメラ構える。

別の方向からウグイスの地鳴き。そうかウグイスの可能性もある。

見えたッ…緑・黄色・オレンジ…ソウシチョウじゃん。膝から力が抜けていく。

やっとジョウビタキの声が聞こえたけど、探せど探せど姿が見えない。

何故じゃ…わしには鳥見の神様から頂いた力があるはずなのに…。

散策路に何箇所か野鳥が横切るポイントがあるんだけど、そこで佇んでも何も来ない。

来るのは尿意だけである(失礼)。

ぉ…またヤマガラだ。ヤマガラはサービス精神が旺盛で有難い。

シジュウカラも居たけど、撮れる位置に出て来てくれない。イケズである。

青い鳥は気配すらない。

陽だまりにヒラヒラとキタテハが翔んできて身体を温めだした。

花のない時期に温まってからどうするのか。

歩き始めて二時間半…お昼になって同好の士の姿チラホラ。

疲れた、そろそろ引き揚げ時か…。

頭上からメジロの声がしたけど、高い遠い小さい素早い。

森林学習展示館の方を見回って帰ろう。

お〜北アルプスが眺えている。

「冬のエアポートだな晴ボン」←意味解らない人はイイです。無視して。

片山越えたけどいつも居るヤマガラ、ホオジロ等の姿無し。

終ぞルリビタキの気配なし。

嗚呼、特殊な能力を授かったと想ったのは、とんだ思い上がりであった。

自惚れてはいけない。

腹減ったから帰ろう。

来る時に千代田湖の湖面をカワセミが掠めて翔んで居るのが見えたから寄って行こうか。

キンクロハジロが来てるね。

今度はコッチを重点的に周ってみようかな。