今日は啓蟄。
冬の間に巣ごもりしていた虫が這い出してくる時期。
そんな季節に「虫の目」を持った画家が亡くなった。
原田泰治さん。謹んでお悔やみ申し上げます。
今日はイカルが落ち着いている。
とまっている枝の真下まで行っても動かない。
そう云えば、空が青い時はイカルの機嫌も良いな。
関東地方では春一番が吹いたそうだ。
やはり鳥達には季節が見えているようだ。
干された池の底にツグミ。
ホタル池に水が張られなくなって久しいが、一体どうするつもりなんだろう。
それに伴ってバードデッキ前までの水場に水が通わなくなって半年以上。
カワセミも現れなくなり、エナガの水浴びが観られなくなったのは勿論、
サワガニはどうしているんだろう。夏にギボウシは咲くんだろうか。
そんなこっちゃ知らないねと、彼方此方でツグミが跳ねる。
植込みの中から大きな音がするから、凝視したらキジの尻。
近寄ったら飛び出てきた。
距離が取れたら安心したのかポーズ。バレリーナかよ。
エナガを始め、
シジュウカラ、コゲラ、ジョウビタキ雄、雌、アオジにシロハラ…
今日は撮り逃がしてばかり。全くタイミングが合わない。
藪から何か飛び上がったと思ったら、またイカル。
ノスリ(らしき影)がハト(だと思われる)を追いかけ、逃し、舞い上がる姿を観た。
原田泰治さんは「鳥の目」も持っていたのだな。とまた想い出す。
「虫の目」で春を探してみる。
ホトケノザとヒメオドリコソウが並んで咲いている。
サンシュユの黄が綻んできた。
「鳥の目」鷹になったつもりで眺めれば小鳥が地面で餌を啄むのが見える。
カシラダカだな。狩りをするように近付く。
その先ではジョウビタキが、
水浴びに来ていた。
あらら。シロハラが道の真ん中でボーっとしてる。
何を見つめているのやら。
三月は悼む月になってしまった。
高校の放送委員会の一年後輩、O君が亡くなって早六年。
来週には親父の一周忌がやってくる。