俳句で花と云えば桜のことなので、
花遅々と書いたら、桜が遅れているなぁって意味に取られるが、
この花は、ささやかで健気なスプリングエフェメラルのこと。
今年も息子を伴って三角草に会いに行く。
昨年から盛の時期がズレるので、節分草とは別に訪れることにした。
節分草は早かったので、その分計算してこの日に。
群生地(保護地区)に入って直ぐに開きかけたのがあった。
葉は何かに噛じられたのだろうか。
幸先良しと思ったのも束の間、その後…
蕾は現れるが…
少し寒さが戻ったからか、開いたのは出てこないなぁ。
ここの処雨が降らなかったからか、乾いた砂がサラサラと崩れてくる。
例年沢山咲いている日当たりの良い斜面にも姿は見えず。
毎年大きな株がある場所に着いたが、それも見えない。
あぁ…路肩にしがみつくように、ひとつ咲いてる。
その手前にも。
行ける所まで登りはしたが…戻るか。
途中日が当たっている場所があったので、少し脇に入ってみる。
一輪ポツンと咲いていた。
ドンツキまで行き砂防ダムを見下ろす。
あそこに降りたら色々出会えそうだ。
戻りつつ植林された木々の足元を丹念に覗く。
ポツポツと見付けたが、
時期尚早だったか。
咲いていても小さいし、
葉が無い株も多い。食べられちゃったのかな。
最後に一番最初に見付けた花を探し確認したら、
おーさっきより開いてる。
結局今年はこれが一番綺麗だった。
去年が良かったからねー。三角草も隔年で当たり年とかあるんだろうか。
車に戻る途中に咲いてた、これはソシンロウバイかな。
そういやダンコウバイが全く咲いていなかった。
やっぱり早かったんだな。