おそらくは梅雨入り前の貴重な好天。
だがしかーし。
娘がお昼前からバイトだから送れと宣う。
ホントは夜明けから動いて、八ヶ岳に行こーと考えていたんだが…
よし、その前に、この間蕾でガッカリした梅笠草の様子を見に行こうっと。
おっと、まだだったかな。
いや、咲いてる。開いてる。
しかし、この花の中を写すのは至難の業だ。
旗から見たら、独りで土下座してるように見えるに違いない。
隣の目立つ株は、咲いていなかったが、
他に開いてるのがないか、よ~く探したら…
チッサイけれど綺麗なのが一輪。
めでたし目出度し、愛でたし。
娘を送ってから、息子くんと、お昼からでも間に合う山歩きを検討する。
あー息子を連れて行った時に、雪が深くて断念した
檜峰神社から大栃山に行こうかな。
ちょうどお昼に檜峰神社に着いた。
歩き出すとフタリシズカ。
洒落ではなく、息子と二人静に登る。
トビス峠まではスタスタ。
峠の天狗さんにご挨拶して、左の釈迦ヶ岳に行きたいのはヤマヤマだが、
今回は大栃山。右へ。
緑が眩しいなぁ。
朽ちた古木も緑陰に染まる。
凄い佇まいだなぁ。捻れ具合も。
しばらくはヤマツツジが目立つだけの道。
おっとギンラン発見。
稜線に上がると快適な尾根歩き。
北側は広葉樹。南は赤松が続く。
おぉ先だって、すずらん群生地で咲いてなかった
クサタチバナが開いている。
どうでもイイことですが、草橘って、
アニメに出てくる星型でお腹に顔があるキャラに似てるよな。
その後、クサタチバナは続々と咲き連なり、
しかも、道の右側だけにあり。
流石。草でも橘は橘。
右近の橘であるな。
もひとつ小さくても綺麗なギンラン見つけて。
ヒガラが素気なく通り過ぎて。
山頂で振り返ったら富士。
惜しいなぁ。頭に雲が掛かってる。
でも、雲の模様が面白いなぁ。ヤマツツジとの兼ね合いも、いい感じ。
座って御飯をとっていると、
息子が山梨百名山の標柱に、エゾハルゼミの脱殻を見つけた。
こんな金属部分に掴まって羽化するなんて。と感心すること頻り。
と、雲が一瞬切れて、富士の頭が見えているではないか。
撮り直し。
大栃山山頂には、黒アゲハ、アゲハ、ともう二種類、蝶が飛び回ってる。
ひとつは…
遠いからよく分からんがヤマキマダラヒカゲか…な。
あと気になるのは、こいつで、
とまった瞬間は羽広げるんだよね。多分アイツだ。
帰って画像で羽の縁の模様と口が赤いのを確認。
スミナガシだねぇ。
息子は、葉っぱの上にいる、象虫っぽいのを観察。
アシナガオトシブミか…ノーマルなオトシブミかな。
途中アサギマダラ二頭に、すれ違うも、
まったく止まる素振りも見せずに飛んで行った。
いったい何処まで行くのかなぁ。
それが気掛かり。
檜峰神社に戻ったら、ヤマクワガタが咲いていた。