藤垈の敵を武田の杜で撮る | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

最近以前よりも、野鳥撮影の精度が落ちた気がする。
カメラの所為か、はたまた腕が悪いのか…ま、腕でしょうけど。
始めから良くないって言われれば、それ迄ですがね。
そんな訳で、藤垈の滝で散々ルリビタキに袖にされたので、
気分を替えて、武田の杜へ。
家の用事に手間取って着いたのは11時過ぎ。
その為か、いつもの鳥見ルートを歩けど歩けどヤマガラ1羽しか出てこない。
観察小屋まで来たが、ヤマガラが3羽餌台に居るだけ…ツマラン。
天気は下り坂。テンションも下り坂。
トボトボと戻ると…
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おぉ雌のルリビタキが出て来てた。
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ソロリソロリと近付いては撮る…が。
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あぁ藪に入って下へ行っちゃった。
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未練がましくルリ娘の去った方を眺めてたら、
ジョウビタキの雌が飛んでくのが見えた。
こっちに行くか…暫くジョビ娘を追って何度かシャッターを切ったが、
思わしくなかった…カメラが悪い…のか。
ジョウビタキの入った藪を眺めて耳を澄ましていたら笹が揺れた。
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メジロが5〜6羽飛び出した。
かなりチャンスがあったのに、まともなのは1枚…むぅ。
散策路のルリビタキに会った場所に戻って、
そこを起点にウロウロする。
頭上を越えて遠くにイカル。
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枝の混んだ樹上にツグミ。
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う〜〜ん…思い通りにならないから自然って分かってはいるんだけど。
最近欲が勝ち過ぎているのかな。殺気が出てるのかしらね。
あッ。ルリビタキ居た。
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逸る気持ちを落ち着けて近付く。
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さっきとは別個体だな。大きさが全然違う。
久しぶりに、自分なりに良いのが撮れたよ。嬉しい。
やっぱり感謝の気持ちを忘れてはいけないな。何にせよ。
じゃ、閉まってるけど森林学習館の方に行こうかね。
あぁぁッと、またルリビタキの雌。3羽目だね。
コレがまたチャンスはあるがピンがこない。
オートフォーカスに頼ってる自分がイケないんですがね。
あ…サービスセンターの裏に行っちゃった。
森林学習館の脇でホオジロっぽい鳥を飛ばしてしまった。
追ってバーベキュー場から水場へ。
あぁぁ。ミソサザイが。居たのに。
谷へ飛んでった…悔しい。後はガビチョウがゴソゴソしてるだけ。
片山に登ってみる。
シジュウカラが居る。
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あぁまたホオジロ飛ばしてしまった。
遠い樹上だけど確認の為撮ろう。
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カシラダカだった。ミヤマホオジロは居ない。アトリも居ない。
此処でヤマガラの群れに囲まれた。
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シジュウカラや、
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コゲラも混じってる。
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そうそう、追い掛けるんではなくて、
向こうから来てくれる、この感覚。
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と。ここでゲッゲッて例の声がした。
あー綺麗な雄のルリビタキ。
林間から出て来てくれないかな。
駄目だ下に行っちゃう。追い掛けるか。
森林学習館の前まで、追いかけた。
割とシャッターチャンスがあったんだけど…。
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あ〜〜〜〜また駄目だ。ツレないナァ〜。
また上に行った。見失わないように斜面を走る。
お〜居った居った。
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ありゃ。雌だ。さっき撮り逃がしたのっぽい。
暫く探したが、雄は再び出て来なかった…無念。
もう時刻は13時半だよ。2時間半も歩き回ったから腹減ったな。
最後に、もう一回最初の場所を覗いてみた。
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ありゃ…。
欲を出してはいけないよ。
結果を急ぐな。
追いかけちゃ駄目だ、落ち着いて待とう。