雪が積もるとジットしていられない性分。もう落ち着いていい年と思ったが、やはり腰が浮いた。
家の周りの雪かきを一段落させて、いつもの散歩場所へ。
一面の銀世界の向こうに南アルプスが浮いている。
登山靴に履き替え、上着はいつもより薄いものを着用。帽子は必須。指先が出た手袋。
水分が多く湿った雪が10cmから吹き溜まりでは20cmほど積もっている。
締まった雪で歩いても思ったより沈まない。くるぶしまで埋まりながらも快適に歩けた。
ツグミ、ヒヨドリが飛び回っている。雪の重みで倒れた笹がいきなり立ち上がる。
遠近でしずり雪。
エナガの群れが通り過ぎる。
見上げた枝に綿帽子のような雪。エナガによく似ている。
よく観ると中にヒガラが混じっている。
シジュウカラ、コゲラの声。カワラヒワ、アカハラ、シロハラ、ホウジロ、ジョウビタキ。
視界が白一色に開けていて遠くの鳥達もよく見える。
アオゲラが通り過ぎていった。
シメ、枝から枝へ飛び渡りこちらを見ている。
桃畑の向こうに奥秩父へ続く山々連なる。
さぞかし農家の方々は大変だろうと思う。綺麗とか言ってる場合ではないだろう。
また別のシメが雪の中で食べ物を咥えてたっていた。
復路再びエナガの群れとすれ違う。綿雪が梢を渡る如し。
並べて見れば双方ふわふわだ。
後を追うように来たカワラヒワと
アオジの緑に春を想う。