犬の乳腺腫瘍 | 草村動物病院 「動物の診察室から」

草村動物病院 「動物の診察室から」

新潟市の草村動物病院のブログです。
高度獣医療のこと、日々の診療で思うこと、動物たちのことなど書いていきます。

 昨日の昼前に、1頭のフレンチブルドックちゃんが、富山から連れてこられました。

 その子の名前は「さくらちゃん」、まだ5歳の女の子です。

 7月に乳腺の腫れがあって近くの病院に受診したそうですが、発情後の乳腺の腫れか、しこりがあるのかわからないとのことで経過観察をしていたそうです。

 診察をしてみると、右の乳腺の前の方には幾つかの腫瘤があり、乳腺の腫瘍です。

 昨日も幾つかの手術予定が入っていたのですが、遠方のこともあり、午後に手術を行うことになりました。

 術前のCT検査では、肺への転移はなく、右半分の乳腺摘出と、卵巣子宮摘出術は無事に終了です。

 今日は、食事をしてくれないのですが、経過は順調です。30日に一旦退院ですので、それまでお預かりします。







今朝の、さくらちゃんです。