草村動物病院 「動物の診察室から」

草村動物病院 「動物の診察室から」

新潟市の草村動物病院のブログです。
高度獣医療のこと、日々の診療で思うこと、動物たちのことなど書いていきます。

 診察時間が終わってから、チワワちゃんの帝王切開が入りました。

 

 

赤ちゃんはもう大きくなっていて、これから麻酔です。麻酔を入れてから15分以内に赤ちゃんを取り出さないと、赤ちゃんの覚醒は悪いです。

 

 

夜中に別の手術が入らなければ、この手術が岸先生の最後の手術です。1頭目を取り出したのは9分後、2頭目は14分後です。

 

 

元気な女の子2頭です。

獣医さん、ご苦労様でした。

 

 

 4年間勤務してくれた岸先生は、今日当直で明日の午前中で仕事が終わり退職となります。

 

 4年間ありがとうございました。長野に帰って頑張ってください。

 

 

明日の夜は、病院の医局で送別会です。

ペルちゃんにも会えなくなって寂しいです。

 

 

 

 水頭症の手術をした、「ニモちゃん」。自分からsyくじに興味を示さず、軟らかい食事を注射器で口の中に入れて給餌していたのですが、今朝お皿の食事をペロペロと自分で舐めるようになりました。

 

 

 

 

 

可愛いお顔で寝ています。昨日寝てる間に撮影したCTでは、薄くなっていた脳が、特に中脳が大きくなってきていました。臨床症状が一番の目安ですが、少しづつ改善しています。

 

ニモちゃん、頑張ってね!

 

 

 今日は水頭症の「星丸君」の手術を行い、特に問題もなく終わっています。

 

 

手術が終わって覚醒の時です。まだボーとしています。

 

 

ICUに移動して点滴中です。

 

 

獣医さんも見ていると思いますので、上が鼻側で脳室チューブを設置した後頭骨です。

 

 

右側が頭側、後頭骨の脳室チューブです。真ん中が低圧バルブ、

左の監視がかかっているところから腹腔内にチューブを挿入します。

 

 

星ちゃん、ご苦労様でした。

 

 

 

 

 月曜日にVPシャントの手術をした「ニモちゃん」、まだ自分から食事をとることもできませんが、少しづつ意識レベルが上がってきました。

 

 

ほとんど寝ていますが、

 

 

視力もまだありませんが、起きているときの表情はシャントしてきました。

 

「ニモちゃん」は、ディズニーのキャクターの「ニモ」だと思います。

 

 

 

 今日、パピヨンの「プティちゃん」がワクチン接種に連れてこられました。

 

 プティちゃんのお家は、以前にもパピヨンちゃんを飼っていたのですが、昨年の12月に胆嚢破裂を起こしました。私の病院ですぐに開腹手術を行なったのですが、すでに胆嚢は壊死を起こしていて、数日後亡くなってしまったのでした。

 

 

 

 

プティちゃん、とても可愛いです。これから何かあった時はまた私の病院で対応させていただきます。よろしくお願いします。

ぺこり!

 水頭症の治療について質問がありましたのでお答えします。

 

 水頭症は、先天性のものと後天性のものがあります。

 

 後天性の場合には、多くは腫瘍などによって髄液の流れが止まって脳室が拡大するものです。

 

 治療は、腫瘍を摘出するか、摘出が難しい場合には緩和的にVPシャント術を行います。

 

 今回は、先天性水頭症の治療とのことですが、先天性の水頭症は、ほとんどがチワワとミニチュアダックスで、遺伝性で生まれた時から脳室の拡大があるので、早期に症状が出ます。

 

 外見的にも、頭が大きく、目が離れていて運動失調や視力障害があれば水頭症が疑われますが、先天性の病気を持っている子は、水頭症だけでなく他の疾患も持っていることがあるので、MRI・CTの検査が必要です。

 

 治療は、脳室にチューブを入れて、腹腔内までチューブを持っていくことで、脳脊髄液を腹腔内へ排泄させてあげるVPシャント術です。

 

 先天性の水頭症は、重度のワンちゃんでは、数カ月で脳圧亢進のためけいれん発作を起こすようになり死亡してしまいます。

 

 数年生存できる場合でも、視力障害で不安があることと、水頭症の場合には攻撃性が強くなる傾向があり、飼育に問題が出てきます。

 

 星ちゃんも視力はなく、撫でることはできますが、抱っこは無理です。

 

 ご質問のワンちゃんは、1にちに数回のけいれん発作が起きているということですので、かなり脳圧が更新していると思いますので、早期に水頭症に対応できる先生に診察をしてもらった方が良いと思います。

 

 VPシャント手術は、やり慣れている施設では、それほど問題なく行える手術です。

 

 横浜でしたら、藤沢の日本大学は脳神経疾患では一番だと思いますので、主治医の先生に紹介してもらってください。

 

 水頭症のワンちゃんのVPシャントの手術を行ってきましたが、やはり全てのワンちゃんが、普通のようになるわけではありません。

 

 先天性のチワワで、2ヶ月前に症状が出ている子の予後は良くないと思います。

 

 しかし1年生きている子は、手術で視力が戻らなくても攻撃性は緩和されて、普通のご家庭で生活している子もいます。

 

 6年前に、1歳のチワワくんを手術しました。その子は星ちゃんと同じで、クルクル回り続け視力もなく攻撃的でしたが、術後

視力は回復し攻撃性も緩和し、現在病院のスタッフの家で暮らしています。

 

 そのスタッフは、星ちゃんがきた日は入院室で、星ちゃんのそばに座っていました。

 

 水頭症の手術は、行う病院が少ないだけで、対応している病院にとってはそれほど難しい手術ではありませんので、諦めることなく治療を受けてください。

 

 私の病院においでいただければ対応しますが、遠方の方は施設をご紹介しますので、ご連絡ください。

 

 取り急ぎご説明しました。

 

 

 

 水頭症の手術をした「ニモちゃん」、術後すぐに症状が改善するわけではありませんが、少し意識レベルが出てきたようです。

 

 

私は昨日はすぐに寝てしまったのですが、シュガー先生が当直で見ていてくれました。

 

 

 獣医さんも見ていると思いますので、私の施設で使っているシャントチューブです。小さくて使いやすいです。

 

 次は「星ちゃんです」

 

 

朝処置の時の「ニモちゃん」です。「にもちゃん」と名付けた意味がわかりました。

 水頭症の「にもちゃん」、午前中のうちにメーカーさんからシャントユーブが届いたので、午後から手術になりました。

 

 

 

何日か前に、ニモちゃんにチュールの差し入れがありました。そのままですと食べさせにくいので、シリンジに入れてあげています。ありがとうございました。ぺこり!

 

 

動かすときにストレスにならないように、フカフカでくるんで移動です。

 

 

 

これから手術です。ご飯の時は起きてくれるのですが、普段はポーとしています。

 

 

手術は無事に終わって、酸素室に移動です。

 

 

ICUで点滴中です。シュガー先生が執刀で、私が助手でした。

昨日私は、コロナウイルスの2回目のワクチン接種に行ってきました。世の中の話のように、今朝から発熱でした。疲れたのでご飯食べて寝ます。ぺこり。