肛門周囲の腫瘍の摘出手術をした、「アッシュ君」、先日抜糸に来ました。
手術時は重度の貧血でしたが、粘膜の色も良くなり元気なりました。
排便もうまくできます。
よかったですね!
シベリアンハスキーの「アッシュ君」、11歳の男の子です。
とても可愛いハスキー君です。
昨日来院し、動けないので車まで迎えに行きました。お尻からたくさん血が出ているとのことで、アッシュ君の肛門の周りはとても大きな腫瘍があり、出血していました。
高齢ですが、手術しか方法がありません。しかし、血液検査で、重度の貧血と、かなり悪い腎不全があります。
しかし貧血はこの数週間の出血で、今なを結構な出血があり早く止めてあげる必要がありました。
リスクはかなりありますが、午前中から点滴がはじまし午後から切除手術でした。
こんなお尻で。
どこを切ってもすごい出血でしたが、全部止血をしながら縫合して、無事終了でした。
今朝は少し腎機能が良くなりましたが、まだ命の危険があります。お尻の腫瘍がなくなったので、なんとか持ち直して欲しいです。
パグ犬のあずきちゃんは、8歳の女の子です。
7月21日に、鼻腔内に何かが詰まったので来院しました。
担当医は、渡邉先生で麻酔をかけて鼻腔内の遺物を除去したのですが、その時のCT検査で、胸壁の腫瘍を発見しました。
その腫瘍による臨床症状は出たいなかったのですが、胸壁の腫瘍は肋骨の裏側、胸腔内に続いていて、摘出手術はかなり難易度が高いため、昨日大学の先生にお願いしました。
腫瘍は胸壁の筋肉から肋骨の裏側に続いているため、きれいに摘出するためには、肋骨と一緒に摘出する必要があります。
あずきちゃんの手術は、肋骨を2本腫瘍ごと摘出し、その欠損部はポリプロピレンメッシュで覆い手術は終わりました。
今朝のあづきちゃん、無事終わってよかったですね!
渡邉先生、見つけてくれてありがとうございました。
フレンチブルドッグの「ハッピー君」は7ヶ月の男の子です。
6月の終わりに、気管に異物が詰まったので、内視鏡で異物を期間内から取り出しました。
担当医は渡邉先生で、その時に心臓の異常に気がついて、心電図、エコー検査で「肺動脈狭窄症」を見つけてくれました。
先天的な病気で、肺動脈が一部狭く狭窄している状態で、治療はバルーンカテーテルで肺動脈の内部からバルーンを膨らませて、肺動脈の狭窄部分を広げる手術です。
動物用の小さなカテーテルがないので、人用のものを代用するのですが、小さな心臓で高度の技術が必要です。
いつもおいでいただいている大学の先生方に相談し、事前に1回来てもらって、狭窄部位のサイズの測定をしました。
そして、数種類のカテーテルを注文して、昨日手術となりました。
先生方はとても多忙で日曜の夜に、カナダ〜カルフォルニアから帰国したばかりです。
午後1番の手術になり、無事終了でした。
今日のパッピー君。
先生方お忙しい中、ありがとうございました。
渡邉先生、見つけてくれてありがとうございました。今朝の心電図の検査中です。