草村動物病院 「動物の診察室から」

草村動物病院 「動物の診察室から」

新潟市の草村動物病院のブログです。
高度獣医療のこと、日々の診療で思うこと、動物たちのことなど書いていきます。

 とてもとっても小さな、ミニチュアピンシェルちゃん。

 

 

 可愛いので、パチリ!

 

 

 うちの子ですが、可愛いので!

 

 どっちの顔かわかりません。

 

 

 昨日は、巨大な卵巣腫瘍の摘出手術でした。

 

 手術の子は、チワワちゃんで食欲がないのが続き、お腹に中の大きな腫瘤があります。

 

 手術前の、造影CT検査では卵巣の腫瘍なのですが、右の腎臓を大きく圧迫をしていて、難しい手術が予想されました。

 

 

 開腹してみると、大きな腫瘍は十二指腸、小腸に癒着していて、腎臓にも後腹膜にも癒着していました。

 

 岸先生と手術を行いましたが、膵臓にも癒着していたため、膵臓の一部の切除し、十二指腸も癒着していた部分は切除し、無事に手術は終了でした。

 

 

 今日のチワワちゃんです。久しぶりに難しい手術でした。無事終わってよかったですね。

 

 

 チワワの彩ちゃんは、11歳7ヶ月の女の子です。

 

 腎臓の値が悪いので、毎日治療に通っています。

 

 担当は、岸先生。

 

 とっても可愛いので、パチリ!

 

 皮下補液をして、岸先生にお薬を飲ませてもらって、終了です。

 

 

 昨日脾臓を摘出した「チャッピーちゃん」。元々痴呆が少し出ているので、歩くときはぐるぐると回ります。

 

 入院室では、横になって寝ているのですが、チャッピーちゃんは、なるべく早くお家に帰った方が良いです。

 

 

 手術時間は20分ほどでしたので、2日ほど点滴をして問題がなければ、高齢の子のお世話は、お家の方がうまくできることが多いです。

 

 帰れるようになったら、みんなのいるお家に帰りましょうね!

 

 柴犬の「チャッピーちゃん」は、7月17日で18歳になる女の子です。

 

 担当医の渡邉先生と誕生日が一緒なので、ここ数年7月17日に渡邉先生と一緒に写真を撮って、ブログに載せていました。

 

 心臓の具合も悪いのですが、脾臓に腫瘤があり、一度その腫瘤が破れたため手術をすることになりました。

 

 今日は、大学の先生方がおいでになって、柴犬の乳糜胸の手術を今行っているのですが、午後の診察が終わってすぐにチャッピーちゃんの手術が行われ、無事に終わっています。

 

 

 手術前のチャッピーちゃん。

 

 

 午後1時には手術は終わっていたのですが、今ICUで点滴中です。

 

 

 3日に来れなかったので、「こたちゃん」が今日来てくれました。

 

 

 

 こたちゃん、10歳の誕生日を迎えました。こたちゃん、可愛くて可愛くて仕方ありません!

 

 なんと、75kgです!

 人の医療でも、液体窒素で皮膚のイボを凍結して取る方法があります。

 

 ワンちゃんのイボも、液体窒素で凍結できます。

 

 

 前からイボがあったのですが、イボがあっても支障がないのでそのままにしていました。

 

 でも最近擦れてしまい、イボから出血するようになりました。

 

 

 液体窒素をスプレーで、吹き付けます。

 

 処置料金が1回3,000円で、2〜3週間間隔で3回くらい行います。

 

 

 

 

 毎年5月3日は、未来の子供達の誕生日会です。

 

 未来の子供達では、「バルト君」「アーサー君」そして「リッシュ」がまだ元気です。

 

 咲ちゃんの子供たちも、メルちゃんの子供も集まってくれました。

 

 

 

 みんなおっきいです。

 

 

 最後に記念写真です。

 

 もう天国へ行った子供達もいますが、私の子供たちだけでも、本当にたくさんの命を救ってくれました。本当に感謝しています。

 

 今日も、子供たちに囲まれましたが、天国へ行っても子供達に囲まれることでしょう。

 

 

 先ほどのブログはめんどうでしたので、お口直しです。

 

 

 今朝の猫たちが

 

 

 こうなって

 

 

こうなって

 

 

 こうなっていました。

 

 

 

 フィラリア症は、蚊が媒介して感染する、心臓にフィラリア虫が寄生する病気です。

 

 フィラリアに感染している犬の血液中には、「ミクロフィラリア」を言う顕微鏡で見ると見えるくらいの子虫がたくさんいます。

 

 

 

 このミクロフィラリアは、このままでは大きくなることができず、寿命が来ると子虫のまま死んでしまいます。

 

 しかし、蚊が犬の血液を吸うときに一緒にこのミクロフィラリアを吸い込み、蚊の体内で脱皮を繰り返すと犬に感染する「感染子虫」となります。

 

 そしてこの蚊が、犬の血を吸うときに、感染子虫が犬の体内へ入り、犬の皮下組織で3ヶ月ほど成長し、血管内に入り長い虫となり心臓に寄生します。

 

 予防は、1年間効果がある注射をするか、蚊が出てから1ヶ月後から、蚊がいなくなってから1ヶ月後まで、月に一度内服薬を投与することで感染が予防できます。

 

 今は、フィラリアの予防だけでなく、ノミとダニの予防も一緒にできる薬が主流になっています。

 

 山ダニ(マダニ)は、以前は平野部にはいなかったのですが、犬が山に行って持ち帰るようになり、新潟市では、鳥屋野潟公園、やすらぎ堤、どこにでもいるようになりました。

 

 そして困ったことに、まだ2から人間に感染戦する病気「重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)」は、人間が感染すると血小板がなくなって出血を起こし死亡することもある恐ろしい病気を感染させるのです。

 

 フィラリアとノミダニ予防ができる薬は、2つのメーカーがあり成分はどちらも同じです。

 

 チュアブルタイプの「ネクスガードスペクトラ」と錠剤の「クレデリオプラス」です。クレデリオプラスのほうが、1錠あたり2〜300円お安いので、錠剤で問題ないわんちゃんは、それで良いと思います。

 

 おまけのバッグもこちらの方が可愛いです。