〇戦争は答えではない~愛だけが憎しみを制圧できる | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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〇戦争は答えではない~愛だけが憎しみを制圧できる

 

【War Is Not The Answer – For Only Love Can Conquer Hate】

 

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(本作・本文は約3000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ6分から3分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと10分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

 

 

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〇War Is Not The Answer – For Only Love Can Conquer Hate

 

【戦争は答えではない。唯一愛だけが憎しみを征服できる】

 

戦争。

 

ついに戦争が始まってしまった。第3次世界大戦につながらないことを祈るばかりだ。我々のような市井の人間は、何もできないのがもどかしいが、こんなアーティストたちがこんなことを歌っているということを知らせるくらいはやっておきたい。

 

昨年終戦日に反戦歌トップ20をランダムにだした。再掲したい。

 

終戦。

 

8月15日は第二次世界大戦の終戦記念日。だが、その後も多くの地域戦争が起きている。そうした戦争へ反対する主張はミュージシャンやアーティストであればだれもがした。そんな中から、本ソウル・サーチン・ブログではソウル系のアーティストを中心にソウル・サーチャーが独自の視点で選ぶ、反戦歌をピックアップしてご紹介しよう。なお、これら以外にポップ、ロック系ではこの何倍もの作品があるのはご存じの通り。とりあえず、便宜上、トップ20と気分で順位付けしてみた。

 

反戦歌はアメリカではヴェトナム戦争の激化とともに数が増えてきた。

 

リンクをはったYoutube映像あるいは音源とともにお聴きください。

 

今日は20位から11位まで、明日10位から1位まで。

 

 

20位

 

1969     "Declaration"    The Fifth Dimension

 

The 5th Dimension - The Declaration/People Gotta Be Free – 1971

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=oOUxNAexRzs

 

今月末日本公開される映画『サマー・オブ・ソウル』でも注目されたフィフス・ディメンションが綺麗なメロディーでさわやかに歌うが、その内容はかなりリベラルだ。彼らのようなポップでMORなアーティストでさえ、こうした作品を歌うというところが時代を反映している。「破壊的な行為をする政府をたおすのは人々の権利だ」と宣言する。

 

ここではラスカルズの大ヒット「ピープル・ガット・トゥ・ビー・フリー」とのメドレーに。

 

19位

 

1974     "La La Peace Song"      O. C. Smith (Al Wilsonもカヴァー)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=mtiOWeJSe_o

 

これは明るい曲調で、平和を希求するような歌。反戦歌がマイナー調の暗い曲調が多いのに対し、こうした希望のある作品はメジャー調の明るい曲で作られる。

 

18位

 

1973     "March to the Witch's Castle"   Funkadelic

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=Ks730Lg5Vu0

 

これは、別にヒット曲ではないが、「1973年2月12日、多くの人の祈りが叶い、戦争が終わった。父は何と戦っていたのかわからなかったが、帰郷した。だが彼が愛していた女性は、誰かと再婚していた、ことをわからせてやってくれ」という作品。タイトルは「魔女の城への行進」。ファンカデリックの総帥、ジョージ・クリントンが書いた曲。

 

17位

 

1965     "Eve of Destruction"     P.F. Sloan (also recorded by Barry McGuire and The Turtles)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=WcfE9jt8MqU

 

“Eve of Destruction” - Turtles

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=Ub0fLXgW-KQ

 

「破滅前夜」というタイトルがすべてを物語る。タートルズのビデオは、しばらく前に作られたためか、破滅の写真が怖い。P.F.スローンをいれるなら、ボブ・ディランもいれるべきだという声も上がりそうだが。

 

16位

 

1970     "Ball of Confusion (That's What the World Is Today)"              The Temptations

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=D5P7x4vh_ts

 

この時期のテンプテーションズは鬼才プロデューサー、ノーマン・ウィットフィールドのプロデュースでいわゆる「サイケデリック・ファンク」のサウンドを追求。そしてメッセージも当時の世相を反映したものになっていた。これは文字通り戦争などで「混乱の地球」といったところか。当時のライヴ映像があるところがすごい。エディー・ケンドリックス、デニス・エドワーズ、ポール・ウィリアムス、オーティス・ウィリアムスとメルヴィン・フランクリン。

 

15位

 

1970     "Stop the War Now"      Edwin Starr

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=rFv0gqIPAE4

 

エドウィン・スターのこれもノーマン・ウィットフィールド作品。この前のシングル「ウォー」が全米1位になり、これはその続編的曲。とはいえ、「戦争をやめろ」は直球そのもの。

 

14位

 

1971     "Indian Reservation (The Lament of the Cherokee Reservation Indian)"    Paul Revere & The Raiders

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=pQA2RlS1RlI

 

これは対外的な戦争というよりアメリカ国内の、元々住んでいたインディアンの人たちと移民の戦いを描く。アメリカという国は元々インディアンの人たちが住んでいたところに、後から来て彼らを虐殺し奪っていったという歴史がある。

 

13位   

 

1970 “Have You Ever Seen The Rain” – Creedence Clearwater Revival

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=u1V8YRJnr4Q

 

これは直接的な歌詞だと反戦歌だとわからない。実は、この「雨」はヴェトナム戦争などで爆撃機から落とされる爆弾のことを指しているという。「晴れている日に降る雨」、それが爆弾だという。これは実にうまい表現だ。このオフィシャル・ビデオというのは、2018年に作られた(あるいは、アップさた)もの。

 

12位

 

1982     "Front Line"     Stevie Wonder

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=QG9LoWnOlok

 

スティーヴィ―はいつの時代にもメッセージ・ソングを歌ってきた。「俺は1964年にアーミーに参加した戦争ヴェテラン。ヴェトナム戦争に出て、連中は俺を前線(フロントライン)に送り出した」という歌。1982年のベスト・アルバム『オリジナル・ミュージックエイリアム』収録中の新録による新曲だった作品。

 

11位

 

1972 ”Man Of War” Jacksons

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=J-tSGIGg1_c

 

ジャクソンズがエピックに移籍しての第2弾『ゴーイング・プレイセズ』収録の美しい曲。

 

「君は君の考え方がベストだと思っている。でも君はすべてを知っているわけじゃない。君は人に敬意を払うことをしない。戦争を起こす人間、もう戦争なんかに行かないで。なぜ平和を学ばないんだ? 平和こそ、僕たちが求めている物」 曲を書いたのは、このアルバムのプロデューサー、ケニー・ギャンブル&リオン・ハフ。

 

マイケル・ジャクソンは、こうしてギャンブル&ハフたちからも、自分たちの楽曲へのメッセージの込め方を学ぶ。

 

(明日はいよいよ10位から1位まで)

 

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