〇島津山書店76年の歴史に幕 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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〇島津山書店76年の歴史に幕

 

【Shimazuyama Book Store Will Close By End Of Feburary After 76 Years】

 

 

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(本作・本文は約3000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ6分から3分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと10分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

 

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〇島津山書店76年の歴史に幕

 

【Shimazuyama Book Store Will Close By End Of Febrary After 76 Years】

 

悲報。

 

今日は若干、個人的なお話。

 

近所の島津山書店という夫婦でやられている小さな書店が、2022年2月28日で76年余の歴史に幕を下ろすというのを、昨日、その書店の張り紙で知った。外出するときにはほぼ毎日その前を通るほどのご近所さんなのだが、なんといっても僕にとっては、小学生の頃からお世話になっている、いわゆる「町の本屋さん」。

 

戦後間もない1946年(昭和21年)から営業を始めたそうだ。

 

僕は昔は、小学生の頃は、小学1年生とか、小学2年生とかの雑誌、少し大きくなって漫画雑誌、少年サンデーや少年マガジン、大人になって週刊文春とかその他の雑誌などをよく買いに行った。文春は、あのロス疑惑の特集のときは、毎週のように木曜の朝いちばんに買いに行った。その後は、父や母たちの使いで文春や新潮などを買いに行かされたものだ。

 

現在の店主は2代目だが、子供のころからおなじみさん。道で会えば、「こんにちは」という感じだ。

 

一時期は、近くの関東病院、さらに東急ストアにも店を出し、3店舗を構えていた。今は、この「基幹店・本店」だけだ。ここは7坪という小さなお店で、本当に町の本屋さんなのだ。

 

僕の弟などは、このニュースを墓参りのときに伝えたら、「あそこでよく本を立ち読みして、本好きになった」と、ひじょうに残念がっていた。

 

ご多分にもれず、今では僕自身も買う本はほとんどアマゾンだ。なにしろ、夜中に頼んで翌日届くなんてことは、まるで昔から考えれば夢のようなので、どうしても、それに頼ってしまう。昔だったら、欲しい本は書店に発注して何日か経って書店から電話がかかってきて、取りに行くなんてことが普通だった。もう今はいつでもどこからでも発注できるのだから、時代は変わった。そして、本の買い方も激変した。この島津山書店に限らず、こうした書店がどんどんと消えていくのは時代の趨勢(すうせい)といえばそうなのだろうが、やはり、寂しい。

 

 

ここは、僕が小学生の頃からおばあさんだった方が店番をしていて、わりと最近まで店番をしていた。このおばあさんは、おばあさんなのだが、万引きする子供を見つけると、走って追いかけて行って、こどもをお説教していたという。(その現場は見たことがないが、そんな話を母親から聞いた) 

 

今の店主はそのお孫さんだ。そのおばあさんは、100歳を超えても店番をする超長寿だった。そして、ここには店番の猫がいた。ふつうの三毛猫で、いかにも本屋の番をしそうな猫だった。のどや頭をなでても、まったく嫌がらなかった。いつも本の上にちょこんと座って、お客さんを迎えていたのだが、この猫ちゃんも20歳近く生きたという。この場所は、長寿の神が宿っているのだろう。

 

島津山書店で検索したらこんな動画がでてきた。まだ10日前にもみたない2022年2月15日にアップされている。

 

【品川区東五反田・島津山書店】祖母の頑張り、妻の協力、家族で築いてきた本屋さん

272 回視聴2022/02/15 (約8分弱)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=jDoI-kJjMTk&t=165s

 

この動画に出てくる新聞には昭和23年開業したと出ている。それによると現在の店主の鈴木英明さんの母が24歳のときに開店した。そのお母さんは、僕の父親と同じ年。そのお母さんのお母さん、つまり英明さんの祖母が、本屋さんの手伝いを始めたという。先に書いたおばあちゃんから、僕はなんども雑誌を買った。

 

閉店のお知らせを読むと比較的突然決断されたように見える。このビデオを収録したとき(おそらく2021年8月頃)には閉店をにおわせることは何もでていないからだ。

 

そして、まあ、ご近所さんだからなのだが、この鈴木家のお墓とうちのお墓が同じお寺内のすぐ向かいにあるということがずいぶん前にわかった。

 

いずれにせよ、長い間ご苦労さま、おつかれさまでした。

 

 

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