〇アレサ・フランクリン1972年ライヴ映画『アメージング・グレイス』2021年5月28日、日本公 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

吉岡正晴のソウル・サーチン

ソウルを日々サーチンしている人のために~Daily since 2002

〇アレサ・フランクリン1972年ライヴ映画『アメージング・グレイス』2021年5月28日、日本公開へ~スクリーンが教会に

 

【Amazing Grace 1972 Film Now Released May 28, 2021 Japan】

 

本記事はnoteでも読めます

Noteトップ

https://note.com/ebs

 

(本作・本文は約4000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ8分から4分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと13分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

 

 

~~~~~

 

〇アレサ・フランクリン1972年ライヴ映画『アメージング・グレイス』2021年5月28日、日本公開へ~スクリーンが教会に

 

【Amazing Grace 1972 Film Now Released May 28, 2021 Japan】

 

公開。

 

1972年1月にクイーン・オブ・ソウル、アレサ・フランクリンがロスアンジェルスの教会で行ったゴスペル・コンサートの模様を撮影したライヴ・ドキュメンタリー映画『アメージング・グレイス』が、日本でも2021年5月28日(金)から東京・渋谷文化村(Bunkamura)のル・シネマほかから順次公開されることになった。

 

配給会社ギャガの映画ホームページ

 

 

 

 

予告編 (約2分03秒)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=gkKOIQwTiKE

 

約10分の予告編 On Our Way 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=f-TrUNVf0A8

 

チャック・レイニー(ベース)、バーナード・パーディー(ドラムス)、コーネル・デュプリー(ギター)らの顔も見える

 

「アメージング・グレイス」を歌うところ(約10分)

Aretha Franklin - Amazing Grace (Live at New Temple Missionary Baptist Church, 1972)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=Sxs_0fBTrjE

 

このライヴを録音したアルバム『アメージング・グレイス』は、1972年6月、ヴァイナル・アナログ2枚組で発売され、ソウル・アルバム・チャート2位、ポップ・アルバム・チャート7位を記録、最終的には300万枚を超える大ベスト・セラーとなり、ゴスペル・アルバムとしてもっとも売れたアルバムの一枚となった。

 

このとき、同時にのちにアカデミー賞も獲得するシドニー・ポラックが16ミリフィルムで映画も撮影していたが、音と映像のシンクロ(同期)をさせる「カチンコ」がなかったために、同期ができず、映画自体がお蔵入りになってしまった。これは、その前に『ウッドストック』『ギミ・シェルター』などの音楽記録映画がヒットしていたことあり、音楽映画も行ける、という雰囲気になっていたから映画化にゴーサインが出た。

 

映画は1972年8月に、当時の話題だったいわゆる「ブラックスプロイテーション映画」(黒人搾取映画)のひとつ『スーパーフライ』(音楽・カーティス・メイフィールド)と併映で公開される予定だった。

 

この映画の完成、公開までに大変な紆余曲折があった。10年ほど前に、この映画の音と映像のシンクロ問題が、技術革新とともに、解決。一度2015年までに完成した。

 

ところがその試写を見たアレサ本人が公開に難色を示し、再び公開がとん挫。しかし、2018年8月16日、アレサが逝去。これにより、遺族が公開を了承し、2019年、全米公開された。

 

その映画がいよいよ2021年5月28日から日本でスクリーンで公開されることになった。スクリーンがライヴハウス、いや、教会(チャーチ)になること請け合いだ。

 

~~~~~

 

映画の内容について、詳細→

 

アレサのライヴ映画『アメージング・グレイス』~48年の歳月を経て

この映像を見て~

2019年10月02日(水)

https://amba.to/3sYAFsU

 

〇アレサのライヴ映画『アメージング・グレイス』~48年の歳月を経て

 

【Aretha Franklin’s Amazing Grace Movie】

 

47年前。

 

かつて公開や発表が予定されていたものの、なんらかの理由で御蔵入りになったものが、時が経ったことで、たとえば技術的な問題が時代とともにクリアされたりして、初めて世に出るという案件が増えてきている。

 

すでにレコード・アルバムとしては名盤とされている『ライヴ・アルバム~アメージング・グレイス』の録音と同時に撮影されていた映像が、技術発展とともに完成され、全米、世界で一般公開された。(既報・過去記事参照)

 

1972年1月13日と14日、もともとこのロスでのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会のライヴを映像で撮り、映画公開し、そのサントラとしてアルバムを発売するという計画だったが、なんと、映像と音源のリンクに失敗し、映画はお蔵入り。(映像の動きと、音との動きが同調しないため、口と発声がずれるように見える) サントラだけ2枚組アルバムででたのがこれだ。当初の予定では、1972年に映画『スーパーフライ』と一緒に公開しようと計画だった。

 

CD

Amazing Grace - Complete Recordings (2CD)

Aretha Franklin アレサフランクリン

Rhino/atlantic

https://bit.ly/2n4Iv7a

 

アメリカではすでに2018年11月に映画祭で公開され、2019年4月5日から全米、各国などで一般公開され、そのDVDがすでに2019年8月発売された。そのDVDを入手して見た。なお、このDVDはリージョン1で日本向け2のDVDプレイヤーでは再生できないので、リージョン・フリーのDVDプレイヤーで再生した。ちなみに、イギリスではブルーレイで発売されたようで、ブルーレイであればリージョン制限は関係なくみられる。

 

~~~      

 

緊張。

 

第一印象は、音としてはレコード(CD)で知られる作品の実際の雰囲気がこうだったということがわかり、さすがにこれは嬉しい。教会の雰囲気、空気、オーディエンス(参列者)たちの反応がそのまま画面に映し出され、徐々に自分もその教会にいるような錯覚に陥る。

 

このときアレサは29歳。実に若い。そして何より驚いたのが、アレサがとても緊張しているように見えたことだ。アレサの最近のライヴ映像では、常に堂々としていて「クイーン・オブ・ソウル」をそのまま絵にかいたような存在感を見せるが、まだ29歳の彼女は多くのヒット曲はありつつも、今のようなふてぶてしいほどの存在感はなく、懸命に歌っている姿が印象に残る。2日目には、父親のCLフランクリン、ゴスペル界の大御所クララ・ワードなども参列し、さらに彼女をナーヴァスにさせたかもしれない。

 

また、本作が映像と音源のシンクロに失敗したために長く公開されてこなかったが、それをここ何十年かの技術の発展で、成功させたわけだが、映画の中でもいわゆる「テクニカル・ディフィカリティー(技術的問題)」が映し出され、なかなか撮影・録音とともに大変だったことがうかがえる。

 

そうした困難はあったにせよ、アレサの堂々とした歌唱は、やはり立派としかいいようがない。

 

なお、DVDなどにはしゃべっている部分、歌詞の英語、フランス語などの字幕がつく。

 

~~~

 

アメリカ盤DVD

https://amzn.to/2nRQiWd

(約2464円、プライム会員は送料無料)

(リージョン1)

 

ブルーレイ盤イギリス盤

https://amzn.to/2nOVuds

(ブルーレイが約1800円、送料900円の計2700円くらい)

 

リージョン・フリーDVD再生機(世界各地のDVDを試聴可)の例

https://amzn.to/2nP9qnN

(約3850円、国内業者の販売)

 

(リンクはコピー&ペーストしてご利用ください)

 

~~~

 

■関連記事

 

アレサの幻のゴスペル・ライヴ映画、ついに全米公開

2019年04月16日(火)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12453684973.html

 

アリーサ・フランクリン・ドキュメンタリー、映画祭での上映中止

2015年09月11日(金)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12071413658.html

 

アリーサ・フランクリン43年前のドキュメンタリー映像、今年のトロント映画祭に出品

2015年08月15日(土)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12061061342.html

 

アレサ・フランクリン葬儀盛大に行われたセレブレーション

 

2018年09月03日(月)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12401706839.html

 

速報 「クイーン・オブ・ソウル」~アレサ・フランクリン76歳で死去 (パート1)

2018年08月17日(金)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12398379626.html

 

■ピーター・バラカンさんと「アリーサ・フランクリン三昧」NHK-FMで

 

パート1

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12574010459.html

 

パート2

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12574709812.html

 

パート3 (完全セットリスト)約6時間35分、全55曲

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12574747557.html

 

ENT>MOVIE>Amazing Grace>Aretha Franklin

 

 

 

■サポートのお願い

 

 

本記事は有料設定ですが、このnoteで最後まで無料で読めます。読後、お気に召せば「記事を購入する(今回は100円)」、あるいは、「サポートをする」(金額は自由に設定可)なども可能です。クレジットカード払いか、携帯電話支払いがお選びいただけます。アカウントを作らなくても支払い可能。アカウントを作ると、次回以降手続きが簡略化できます。

 

ソウル・サーチン・ブログは2002年6月スタート、2002年10月6日から現在まで毎日一日も休まず更新しています。ソウル関係の情報などを一日最低ひとつ提供しています。

 

これまで完全無給手弁当で運営してきましたが、昨今のコロナ禍などの状況も踏まえ、広くサポートを募集することにいたしました。

 

ブログの更新はこれまで通り、すべて無料でごらんいただけます。ただもし記事を読んでサポートしてもよいと思われましたら、次の方法でサポートしていただければ幸いです。ストリート・ライヴの「投げ銭」のようなものです。また、ブログより長文のものをnoteに掲載しています。

 

オリジナルはソウル・サーチン・ブログ

ソウル・サーチン・ブログ・トップ

https://ameblo.jp/soulsearchin/

 

noteでの記事購入、サポートのほかに次の方法があります。

 

方法はふたつあります。送金側には一切手数料はかかりません。金額は100円以上いくらでもかまいません。

 

1) ペイパル (Paypal) 使用の方法

 

ペイパル・アカウントをお持ちの方は、ソウル・サーチンのペイパル・アカウントへサポート・寄付が送れます。送金先を、こちらのアドレス、 ebs@st.rim.or.jp にしていただければこちらに届きます。サポートは匿名でもできますし、ペンネーム、もちろんご本名でも可能です。もし受領の確認、あるいは領収書などが必要でしたら上記メールアドレスへお知らせください。PDFなどでお送りします。

 

2) ペイペイ(PayPay) 使用の方法

 

ペイペイアカウントをお持ちの方は、こちらのアカウントあてにお送りいただければ幸いです。送金先IDは、 whatsgoingon です。ホワッツ・ゴーイング・オンをワンワードにしたものです。こちらもサポートは匿名でもできますし、ペンネーム、もちろんご本名などでも可能です。もし受領の確認、あるいは領収書などが必要でしたら上記メールアドレスへお知らせください。PDFなどでお送りします。

 

3) サポートしたいが、ペイペイ、ペイパル、ノートなどでのサポートが難しい場合は、 ebs@st.rim.or.jp までご連絡ください。銀行振込口座をご案内いたします。(ちなみに当方三井住友銀行です。同行同士の場合、手数料がゼロか安くなります)

 

コロナ禍、みなさんとともに生き残りましょう。ソウル・サーチン・ブログへのサポート、ご理解をいただければ幸いです。

 

ソウル・サーチン・ブログ運営・吉岡正晴

 

本記事はnoteでも読めます

Noteトップ

https://note.com/ebs

 

ANNOUNCEMENT>Support

 

 

 

~~~~