〇 コロナ禍~大分断と価値観大変換のとき~ACBC(アフター・コロナ)と(ビフォー・コロナ) | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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〇コロナ禍~大分断と価値観大変換のとき~ACBC(アフター・コロナ)と(ビフォー・コロナ)

 

【The Time For Changing Of Value】

 

コロナ禍。

 

2020年4月13日の14時過ぎ、「コロナ禍によって、「311」の時以上の「価値観の大変動」「大変革」、そして「大分断」を感じている…。」とツイートした。

 

大きな災難、事件などで記憶に新しいところでは、ニューヨークの911のテロ(2001年9月11日)、2008年9月15日のリーマンショック、2011年3月11日の東日本大震災などがある。いずれも、世界の希望が失われ、しばらくどよーんとした空気に覆われた。しかし、今回のコロナ禍は、その比ではないような気がする。

 

世界規模、地球規模で災害がふりかかってきている感じだ。

 

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大分断。

 

そして、人類はいま、命を大事にするか(生きるか)、経済を重視するかの二者択一を迫られている。各国ともこの二者択一には本当にぎりぎりのところで迷っているようだ。そしてこの選択が、予想以上に人々の分断を引き起こしている。まさに、BC(Before Corona)とAC(After Corona)だ。コロナ前、コロナ後での大分断だ。

 

僕は「命あっての物種」と思うので、一日も早くこのコロナ禍が収束してくれることを望むが、もちろん、それによって経済が大打撃を受けることも理解できる。実際僕自身、大変な大打撃で明日の生活もままならなくなる。経済を重視するか、命を重視するか、実に難しい難題を人類は突き付けられた。

 

そしてもうひとつの大分断は、そのコロナに対する意識の低さと高さだ。意識が高く、コロナの恐怖を知れば知るほど、家に籠り、外に出ないでいたいと思う。一方、それほどまでの意識がなければそうは思わない。また意識していても、仕事上、満員電車に毎日乗らなければならない人たちもいる。

 

結局、「金」「経済」の問題になると、「持てる者」と「持たざる者」という大分断が起こる。

 

もうひとつ、情報収集の大分断が大きな問題だ。

 

ふだんテレビしか見ない人達、テレビも見ない人達、新聞を見ない人達、ネットしか見ない人達、これによる情報格差の大きさがこれまでになく大きなものになっていて、まさに情報を持つ者と持たざる者が大分断されている。

 

価値観の大変換。

 

311大震災の後、やはり価値観の大変換があった。それは戦争前・戦争後での価値観の大変換と同じほどのインパクトがあった。

 

たとえば、放射能・原子力はもう必要ないという考え方が支配的になった。しかし、これに既存の利益集団は抵抗する。ここにも大分断が行った。これも命か、経済かの問題だ。

 

そして今回はより切実に命か経済の二者択一を迫られている。

 

ではうまくワクチンなどが開発され、一年後か二年後にいちどこのコロナ禍が収束したあと、価値観はどう大変化するのだろうか。それがまだ僕には正直よくわからない。のど元過ぎれば熱さ忘れるで、また同じことを繰り返してしまうのか。それとも、違う価値観が人類共通の、共通認識になるのか。

 

衣食住、医、様々なインフラ産業、行政サーヴィス。日々の生活を支えるそうした基本活動以外、何が必要とされるのだろう。

 

日本全国の、地球規模の経済活動が止まって、いったいどうすればいいのだろうか。途方にくれる。希望さえ持てない。

 

ひとつ言えるのは、一昨日紹介したビル・ゲイツや、昨日紹介したクオモ知事のメッセージにもあるように、これは大きな人類の戦い、戦争だ。第3次世界大戦といっていい。今までの戦争との違いは、放射能との戦い同様、敵の姿が直接「目に見えない」点で、そこが本当に恐ろしい。「目に見えない」から、人にとって受け取り方が劇的に変わる。「見えないから大丈夫だろう」「おれは大丈夫だろう」と思ってしまう。しかし、実はあらゆるところが毎日血が飛び散っている戦場なのだ。人類の歴史から学び、あらゆる英知を結集し、この戦いに勝利しなければならない。

 

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キャラクター(性格、価値観)。

 

昨日紹介したクオモ記事で彼が「キャラクター」という単語を使っていたところを、僕は「価値観」と意訳した。「性格」と訳していたところもあるが、ちょっとわかりにくいと思ったからだ。しかし、このコロナ禍があなたの「性格」そのものを変えることも確かにあるなとは思う。

 

人類の英知を集合させればきっとコロナとの戦いには勝利するだろう。そして、また次のなにかもわからないウィルスとの戦いにも負けることはないと信じる。

 

しかし、その戦いに勝利したあと、平穏な日常は戻るのだろうか。我々の生きる哲学が問われる。僕も答えがわからない。ソウル・サーチンが続く。

 

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