〇グラミー直前のデボラ・ドゥーガン騒動はグラミーに影響を与えるのか
【How Deborah Dugan’s Resignation Would Affect On Grammy Ceremony? 】
騒動。
昨年(2019年)8月にグラミー賞を運営するNARASの会長に就任したデボラ・ドゥーガンが2020年1月16日、突然その職を降りた。その理由が、重大な懸念とだけ発表されていたが、徐々にそのドロドロとしたものが明らかになっている。
グラミー賞は、次の日曜(1月26日)。デボラは特にグラミー賞授賞式でスピーチする予定はなかったが、果たしてどのような影響があるのか。
当初は更迭とみられていた辞任だが、内部の政治的対立が勃発しているようで、それらが少しずつメディアに出るようになった。
デボラ辞任、チャックDがそれに抗議、彼女がNARAS内の会計疑惑(多額の経費を外部の会社に支払っていた)を発見指摘し、解任かといった見立てだったが、なんと今週になって、デボラが見つけた不適切な支払いについて暴露せず、CEOの辞任と引き換えに2200万ドルの示談金を要求していたと、NARASが明らかにした。さらに、これに対抗し、デボラ側は、NARASの顧問弁護士によるセクハラを訴えるという泥沼だ。
Grammy Chief Deborah Dugan's Shocking Memo to Recording Academy HR Director:
1/21/2020 by Melinda Newman
グラミー賞の授賞式では、この話題が台本の中で直接語られることはないだろうが、受賞者のスピーチで、この件に関してのコメントをするアーティストも出てくるかもしれない。
NARAS批判のスピーチが出てくれば、中継局が途中でCMを入れたりして、大荒れになることもありうる。
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