〇高山広「アレサ物語」「ルーサー物語」ご来場感謝 (パート1)
【Soul Searchin Presents Gekirei: Takayama Hiroshi’s One Man Play “Aretha Story” & “Luther Story”】
拍手。
高山広の一人芝居による『アレサ・フランクリン物語』『ルーサー・ヴァンドロス物語』が2018年9月2日(日)目黒のブルースアレイで行われた。すでにこちらでもご案内した通り、2006年7月1日、ちょうどルーサーの一周忌に『ソウル・サーチン:ザ・セッション』の「ルーサー・ヴァンドロス・トリビュート」で初演したもの。『アレサ物語』は翌2007年3月26日六本木スイート・ベイジルで初演したもの。この2本を再演しようという試みだ。
高山広「ルーサー物語」(撮影・長渡和好)
ライヴ後、たくさんのツイッターなどでの反応をいただき感謝したい。ツイッターなどは見かけたそばからリツイートした。
それにしても、この回を決めた7月頭にはアレサの死などまったく予想だにせず、ほんとうにびっくりした。
高山さんの今後の活動は、ホームページを見てください。と12年前にも、言ってた。
それがこちら↓
高山さんは、11年前と12年前に演じたときにはふたつの別個のストーリーだったものを、今回のアレサの急逝を受け、見事に「点と点を」つないでしまった。本当に不思議なご縁だ。
「ルーサー物語」は「天国のスタジオ」。「アレサ物語」は「アイ・ドリームド・ア・ドリーム(私は夢を夢見る)」。本編に入る前に、1部は小編(1本が3分から5分程度のもの)3本、2部では2本見せてから、大作の上演。どちらも30分近い力作だ。いやあ、どちらも感動した。
幸い、どちらもお客様から大喝采を浴びた。そしてご覧になられた方は、まずは感動していただき、「な~るほど、そういうことだったのか」と納得していただいたようだ。
湯川れい子さん、佐藤剛さんらと、終演後少しお話したが、「スーパースターというのはみな孤独で、人々から裏切られたり、ねたまれたりして、本当に悩んでいる。この『ルーサー物語』なんて、そのまま『長渕剛物語』にできるわ」と湯川さん。佐藤さんも「こういう人たちの悩みどころは、結局、洋の東西を問わず、共通で同じ。本当に(高山さんの今回の演目は)核心をついています」と評され、お2人とも、「このやり方だったら、誰でもできるのではないか」とのこと。「マイケルも、エルヴィスも、美空ひばりも見てみたい」という意見の一致をみた。
いろいろご意見ご感想をいただいているので、それらを明日以降にまとめようと思っているが、ひとつ「あと、ブルースアレイがあんなに一人芝居の似合うハコとは思わなくて、それにもびっくりしました」というメッセージをいただいた。たしかに、一人芝居にも向いているのかもしれない。高山さんも、パーシモン・ホールなどのホールだとやはり大きすぎる感はあるという。
朝11時に会場入りしたときに、あのブルースアレイのステージがめちゃくちゃ広くてびっくりした。なんせ、いつもは楽器が所せましと置いてあるのに、この日は何もないからだ。何もないとこんなに広く見えるんだ。
高山さんもその広さにびっくりしており、前やったときは、「こんなくらいでしたから」と畳半畳くらいのスペースを示した。たしかに、2006年のときは、バンドだけでコーラスいれて10人以上いたと思う。
そうそう、あのときは両手が使えるようワイアレス・マイクをレンタルした。それが今や、数年前から高山さんは自前で用意していた。
12年前にはツイッターなどなく、お客さんの反応もその場での反応以外はなかなかわからなかったが、今回はツイッターですぐにつぶやかれた。
(この項、続く)
詳しいセットリストをお届けします。演目の時に使われた曲を、可能な限りリストアップしました。
■セットリスト 高山広・激励、「ルーサー物語」「アレサ物語」&モア、2018年9月2日(日)、目黒ブルースアレイ
第一部
Show started 18:10
00. Love The One Your With – Luther Vandross - 前説(吉岡正晴+益田部潤)
01. 「会社の歯車」(To Aslan’s Camp – Harry Gregson-Williams, - Teasin’ The Frets – David Grisman, Martin Taylor, )
(El Choclo – Astor Piazzolla)
02. 「キイチャッタヒト」
(Kisoutengai – Segi)
03. 「転職のヒト」 (Desperado –Eagles, ラジオ体操第一)
00. 中説(吉岡)
04. 「ルーサー・ヴァンドロス物語~天国のスタジオ」 (A House Is Not A Home [Live] – Luther Vandross, 緑の影―溝口肇、Until You Come Back To Me / Superstar, Dance With My Father – Luther Vandross)
Ended 19:07
第二部
Show started 19:36
00. Let It Be – Aretha Franklin - 前説(吉岡正晴)
01. 「ウワサ君がゆくよ」 (The Stranger – Honesty : Billy Joel, The Phantom Of The Opera – Sarah Brightman, Michael Crawford)
02. 「蚊(カ)も泣く 鱶(フカ)も泣く」(On A Show Boat To China – ピラニアンズ)
03. 「アレサ・フランクリン物語~I Dreamed A Dream」 (Day Dreamin – I Dreamed A Dream (Album Version), (Live Version))
xx. カーテンコール (What A Wonderful World – Lover’s Rock Nite Crew)
Show ended 20:45
原作・原案・脚本・脚色 高山広
出演 高山広 益田部潤
案内 吉岡正晴
照明・音響 亀井俊彦 山下陽介
タイトル出し(ラウンドガール)亀井裕子
ビデオ撮影 竹之内響介
写真撮影 長渡和好 阪上恭史
ENT>MUSIC>Vandross, Luther
ENT>MUSIC>Franklin, Aretha
ENT>ONE MAN PLAY>Hiroshi, Takayama
ENT>SOUL SEARCHIN