

ご存じの方も多いかと思いますが、あえて紹介させて頂きたいと思います。
今こそこの遺言を噛みしめる時だと強く感じているから。
ボクは20年近く前にはじめてこれを目にし、震えました。
命の大切さと平和の尊さを叫びつづけたマイケルや中村哲先生へと続く物語の創作につながって行く原点となっている気がします。
記されたのは長崎医大の医師、永井隆さん。
長崎で原爆に被爆なさりご婦人を亡くされ、ご自身も被爆の影響から43歳でこの世を去られました。
「いとし子よ。
あの日イチビの実を皿に盛って、
母の姿を待ちわびていた誠一(まこと)よ、かやのよ、
お母さんはロザリオの鎖ひとつをこの世にとどめて、
ついにこの世から姿を消してしまった。
そなたたちの寄りすがりたい
母を奪い去ったものはなんであるか。
原子爆弾。いいえ、それは原子の塊である。
そなたたちの母を殺すために
原子が浦上にやってきたわけではない。
そなたたちの母を、
あの優しかった母を殺したのは、戦争である。
戦争が長引くうちには、はじめ戦争をやりだしたときの
名分なんかどこかに消えてしまい、
戦争がすんだころには、勝った方も、負けた方も、
何の目的でこんな大騒ぎをしたのか、わからぬことさえある。
そして生き残った人々はむごたらしい戦場の跡を眺め、
口を揃えて「戦争はもうこりごりだ。 これきり戦争を永久にやめることにしよう」
・・そう叫んでおきながら、何年かたつうちに、
いつしか心が変わり、何となくもやもやと 戦争がしたくなってくるのである。
私たち日本国民は憲法において戦争をしないことに決めた。
我が子よ。憲法で決めるだけならどんなことでも決められる。
憲法はその条文通りに実行しなければならぬから、
日本人としてなかなか難しいところがあるのだ。
どんなに難しくても、これは良い憲法だから、実行せねばならぬ。
自分が実行するだけでなく、これを破ろうとする力を防がねばならぬ。
これこそ戦争の惨禍に目覚めた本当の日本人の声なのだよ。
しかし理屈はなんとでも付き、世論はどちらへもなびくものである。
日本をめぐる国際情勢次第では、日本人の中から、
「憲法を改めて戦争放棄の条項を削れ」と叫ぶ声が出ないとも限らない。
そしてその叫びにいかにももっともらしい理屈をつけて、
世論を日本の再武装に引き付けるかもしれない。
もしも日本が再武装するような時代になったら、
その時こそ、誠一よ、かやのよ。
たとえ最後の二人となっても、どんなののしりや暴力を受けても、
きっぱりと戦争絶対反対を叫び続け、叫び通しておくれ。
敵が攻めだした時、武器が無かったら、
みすみす皆殺しされてしまうではないか、と言う人が多いだろう。
しかし、武器を持っているほうが果たして生き残るだろうか。
武器を持たぬ無抵抗の者の方が生き残るだろうか。
オオカミは鋭い牙を持っている。
それだから人間に滅ぼされてしまった。
ところが鳩は何一つ武器を持っていない。
そして今に至るまで人間に愛されて、たくさん残って空を飛んでいる。
愛で身を固め、愛で国を固め、愛で人類が手を握ってこそ、
平和で美しい世界が生まれてくるのだよ。」
なんどでも言いたい。
80年近く前に託された
この遺言の意味を
いまこそ
噛みしめるべき 時と。
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