〇スタイリスティックス、再度新リード・シンガー迎える、元テンプスのボー・ヘンダーソン

【Legendary Stylistics Have New Lead Singer Again: Barrington Bo Henderson】

新。

この2月にスタイリスティックスに18年在籍したイーバン・ブラウンに代わって新リード・シンガー、マイケル・ミューズを迎えたばかりのグループに新たなリード・シンガー、バリントン・ボー・ヘンダーソンが加入した。マイケル・ミューズは脱退した。変更の理由などは明らかにされていない。

スタイリスティックスは、2018年12月には再度来日するが、そのときは、このボーがリード・シンガーになっているものとみられる。

ボー・ヘンダーソン (バリントン・ヘンダーソン）

評伝。

バリントン・スコット・ボー・ヘンダーソンは、1956年6月10日ペンシルヴェニア州ワシントン生まれ。62歳。母、ジョイス・セント・エイミーはジャズ・シンガー、義理の父、ジェームス・ヴォーンはジャズ・ピアニストだったという。

幼少の頃からドラムス、ピアノをプレイするようになったが、家ではジャズ以外を聴くことを許されていなかった、という。ただ、10歳頃（1966年頃）には、自分用のラジオを持つようになり毎日のようにモータウンのヒット曲など、ラジオから流れてくるR&Bに親しんだ。女性のリード、3人の男性（うち一人がボー）のアマチュアのグループを作って、グラディス・ナイト＆ピップスの「ニーザー・ワン・オブ・アス」（1973年のヒット）を歌い、アマチュア・コンテストに優勝したこともあるという。

1976年頃、地元で出会ったサイドエフェクトのメンバー、グレッグ・マッタを通じて、ドラマティックスのリードのLJレイノルズが一時期グループを辞めるというので、その代わりに入らないかという誘いを受ける。まだ20歳くらいだった彼は、初めてのプロとしての仕事として何もわからないままデトロイトに飛び、ドラマティックスのメンバーになった。ここに1年ほど在籍、その後一度、日本でいわゆるハコバンドの仕事を得て、日本にしばらく滞在。帰国後はロスをベースに音楽活動をしていたようだが、1986年頃、レイクサイドのメンバーになった。

ちょうどこの頃、グループの「ブールズ・アイ」というケニー・ノーランが書いた曲のリード・ヴォーカルをレイクサイドで録音、これがヒットになった。

Bullseye – Lakeside

https://www.youtube.com/watch?v=0WqIz1g7kE4