◎クール&ザ・ギャング~アル・マッケイらが飛び入り | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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◎クール&ザ・ギャング~アル・マッケイらが飛び入り

【Al McKay Jumped In To Kool & The Gang Show】

飛び入り。

2010年からほぼ毎年来日している世界一のパーティー・バンド、クール&ザ・ギャングの1年2か月ぶりのライヴ。

ライヴは見てもなかなかライヴ・レポートができてなかったりで、レポートとしては2011年ぶり。

毎回感じることは、とにかく「ライヴ全曲ヒット曲」ってすごいってこと。次々繰り広げられるヒット曲の数々に、すべてリアル・タイムで体験していたこちらはそれだけでハッピーになれる。結成50年を超え、ヒットが出始めて40年を超える。そんな生粋のライヴバンドが毎年のように来日してくれるのは実に嬉しい限りだ。ヒット曲があれば、細かいことは関係なくすべて良し、という感じだ。

途中からは客席も総立ちになり、会場がディスコ状態に。「チェリッシュ」はいつも客席にリード・シンガーの一人、背の高いラヴェールが降りてきて、客にマイクを向ける。ここでしっかり歌えると、やんやの喝采を浴びることになる。

この日はちょっとしたサプライズが。ちょうど、来日中でこの日オフだったアル・マッケイ&オールスターズのアル・マッケイとヴォーカルのティム・オーエンズ、クロード・ウッズが遊びにきていて、最後アンコールのところでステージに上げられ、「セレブレーション」を軽く踊りながら歌った。

手持ちマイクを何本か持ちながら、5人が円陣を組んで、サビのところを楽しそうに歌うその様は、マイクを囲んでストリートで歌っていたよう昔のヴォーカル・グループを思わせ、とてもいい雰囲気だった。

クール&ギャングとアース・ウィンド&ファイアーのメンバーが、同じステージに乗るなんてファンク好きとしてはドリーム・ステージの実現だった。

ライヴ後、アルの所に行くと満面の笑みで「まさはる~~~」。ちょうどその日、モーリス・ホワイトの葬儀をやっているが、日本に来ているので参列できない。あのモーリスの逝去は「本当にアンエクスペクテッド(予期してなかった)だった」と声を落とした。今回のショーは、ショー自体を「モーリス・ホワイトに捧げる」そうだ。

ロバート・クール・ベルに新作の予定はと聞いたら、今、作ってる、この夏くらいには出したい、とのこと。ま、いつもけっこうそれから時間がかかるので、気を長くして待とう。(笑) 帰り際に「Keep the funk alive」と言ったら、「Yeah Yeah」と喜んでくれた。すると、アルはクールに別れ際「Stay cool」と。これはうまい! 

アルは楽屋を表敬訪問後、地下一階のバー・バックステージにも顔を出した。ちょうど下北沢のソウル・バー、リトル・ソウル・カフェの宮前さんがDJをやっていた。

この後、アル・マッケイ&オールスターズは大阪ビルボードライブで2016年2月26日(金)と27日(土)にライヴ。

http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=9790&shop=2

■クール&ザ・ギャングのことなら、こちらのサイト (クールのファンのGパパさんが運営しています)
http://koolandthegang-fansite.jp/index.html

■ 過去関連記事

クール&ザ・ギャング~ライヴ、クール・ベル、ナイルを語る
2011年02月28日(月)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10815335401.html

2010年03月28日(日)
クール&ザ・ギャング@ビルボード~すべてヒット曲のパーティー
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100328.html

クール&ザ・ギャング『クール&ザ・ギャング・プレゼンツ・ギャングランド』2001年のCDのライナーノーツ原稿
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/linernotes/kool20010821.html

January 10, 2008
“Spirit Of The Boogie” Live At Blues Alley
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080110.html

January 11, 2008
“Chocolate Buttermilk” (Kool & The Gang) Story: Music Comes And Goes
【『チョコレート・バターミルク』ストーリー】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080111.html
このフィクションはよく書けていて、自分でも気に入っている(笑)

June 27, 2006
Claydes "Charles" Smith Of Kool & The Gang Dies At 57
【クール&ザ・ギャングのオリジナル・メンバー、チャールス・スミス死去】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001095.html

Let’s Groove 2004, Live At Kokusai Forum: Don’t You Miss It Back In The Day?
[2004/05/20](J.T.テイラーの出演でクール&ザ・ギャングのヒット)
http://www.soulsearchin.com/blog_archives/?p=840

■セットリスト
Setlist : Kool & The Gang Feb 22, 2016, @ Bluenote Tokyo

Show started 21:02
01. Intro
02. Fresh
03. Tonight
04. Mislead
05. Joanna
06. Too Hot
07. Funky Stuff (Part 2)
08. Jungle Boogie
09. Hollywood Swingin’
10. Cherish
11. Ladies Night
12. Get Down On It
Enc. Drum Solo to Celebration (+Al McKay, Tim Owens, Claude Woods of Al McKay All Stars)
CD I Wanna Dance
Show ended 22:19

■メンバー
(+)は、オリジナル・メンバー、もしくはそれに順ずるメンバー。

ロバート・クール・ベル / Robert Kool Bell(Bass)(+)
ジョージ・ブラウン / George Brown(Percussions, Keyboards)(+)
カーティス・ウィリアムズ / Curtis Williams (Keyboards) (+)
エミール・ベイヤン / Amir Bayyan(Guitar)(+)
ティモシー・ホートン / Timothy Horton(Drums)
ショーン・マキーラー / Shawn McQuiller(Vocals, Guitar)
ラヴェール・エヴァンス / Lavell Evans(Vocals)
マイケル・レイ / Michael Ray(Trumpet)
ラヴィ・ベスト / Ravi Best(Trumpet)
ジャーメイン・ブライソン / Jermaine Bryson(Trombone)
ルイス・ヴァン・テイラー / Louis Van Taylor(Saxophone)

(2016年2月22日月曜、ブルーノート東京、クール&ザ・ギャング・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kool & The Gang

■クール&ザ・ギャング・ベスト

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