◎ジェニファー・ハドソン主演『カラー・パープル・ミュージカル』2015年版ブロードウェイに登場

◎ジェニファー・ハドソン主演『カラー・パープル・ミュージカル』2015年版ブロードウェイに登場

【Color Purple Musical 2015 Edition Will Be Open Broadway December 10】

最新版。

作家アリス・ウォーカーの小説『ザ・カラー・パープル』を元にしたブロードウェイ・ミュージカルが2015年12月、再演される。ジェニファー・ハドソンが歌手役で登場することから大きな注目を集めている。

『ザ・カラー・パープル』は1982年に出版された小説。これは翌1983年ピューリッツァー賞フィクション部門を獲得。この原作を1985年、スティーヴン・スピルバーグが映画化。1500万ドルの予算で製作し、1億4200万ドルの興行収入を得る大ヒットとなった。しかし、同年度のアカデミーで「ベスト作品賞」を含む11部門で候補になりながら、1部門も獲得できなかった。その後、2005年、音楽をブレンダ・ラッセル、アリー・ウィリス、スティーブン・ブレイが担当し、ブロードウェイでミュージカル化。これがまたロングラン、大ヒットし、2007年シカゴ版、全米ツアー、2010年全米ツアー、2012年全米ツアー、2013年オフ・ウェスト・エンド版に続いて、2015年ブロードウェイでの再演となった。

ブロードウェイ版は2006年にトニー賞「ベスト主演女優賞」を獲得している。

2015年版では、『ドリーム・ガールズ』で知られるジェニファー・ハドソンが自立した歌手のシュグ役、ダニエル・ブルックスがソフィア役、シンシア・エリヴォがセリー役、セリーの妹ネティーをホワクイナ・カルカンゴが演じる。2015年11月10日プレヴューが始まり、同年12月10日からバーナード・B・ジェイコブス劇場で始まることになっている。

セリー役は映画ではウーピー・ゴールドバーグが、シュグ役はマーガレット・エイヴリーが、その妹ネティーはアコスア・ブーシアが、ソフィア役はオプラ・ウィンフリーが演じた。映画は日本でも公開されたり、ビデオなどもあるので、この役のイメージでどのような役かわかりやすいかと思う。

あらすじはこうだ。

舞台は1909年人種差別の色濃いアメリカ南部。14歳で二度目の妊娠をしたセリーは、妹ネティーと離れ離れになる。暴力的なセリーの主人ミスターは、セリーを奴隷のように扱うが、そこに自立したシンガー、シュグがやってくる。何年もの間セリーはネティーに手紙を書き、その返事が来ていたが、主人のミスターがすべてそれを隠していた。何年も経ったあと、ネティーがセリーの元に現れ再会を果たすというもの。

今回のショーでのハイライトは、ジェニファーとシンシアの2人のシーンのようで、それが予告編となっている。

今回のヴァージョンの予告編。
https://www.youtube.com/watch?v=1DiWTwC6Ek8

さっそくこのプレヴューを見たニューヨーク在住でブラック・カルチャーに強く、ハーレム・ツアーなどを敢行したり、ハーレム情報を発信している松尾公子さんがブログに紹介している。

これによると、舞台セットは椅子とカゴと布だけだという超シンプルなステージで、歌とハーモニーで圧倒してくるそうだ。

松尾さんのブログ↓

必見！ジェニファー・ハドソン初ブロードウエイ「カラー・パープル」
http://tommyny.exblog.jp/24673468/
2015-11-15 08:15 | ニューヨーク情報

会場は242ウエスト45ストリート（ブロードウェイと８ス・アヴェニューの間）

オフィシャル・サイト
http://colorpurple.com/

チケット・リセール・ショップ
http://www.broadway.com/shows/the-color-purple-broadway/

チケットは定価で75ドルから175ドルまで。チケット・リセール・ショップなどで102ドルから238ドルくらいまで。

～～～