○■「ソウル・サーチン・レイディオ（49回）」セットリスト～マイク・チャンピオン・インタヴュー

○■「ソウル・サーチン・レイディオ（49回）」セットリスト～マイク・チャンピオン・インタヴュー

【Soul Searchin Radio #049】

第49回。

ソウル･ミュージックの過去現在未来をわかりやすくご紹介する「ソウル・サーチン・レイディオ」第49回は、2014年3月4日午後8時から10時まで東京のインターFMから生放送されました。

このところ南アフリカのシンガー、リラを引き続きご紹介していますが、今日もリクエストをいただき、その曲をかけました。

ファレルの新曲は、新作『ガール』からのもの。また、ハーヴィー・メイソンの新作『カメレオン』も注目作です。

フィーチャードはマイク・チャンピオンのインタヴュー。

内容は次の通り。

簡単にキャリアを語ってもらいました。

「僕はオーストラリアのシドニーに生まれた。両親は南アフリカからやってきた。両親がいつも家で音楽を流していて、影響を受けた。両親が聞いていたのは、アース・ウインド＆ファイアー、クール＆ザ・ギャングといったオールド・スクールのソウル。また、両親が南アフリカ出身ということで、その文化、南アフリカのブラック・ミュージックの影響も受けている。アメリカのアーティストだけでなく、南アフリカのアーティストにも影響されている。今でもときどき南アフリカに行ってショーをしたり、だから僕が今やっている音楽にそういう文化が影響を与えていると思う。

また、僕の父は教会のクワイアーのメンバーだった。だから毎週末、父親に『来い、来い、教会で歌っていけ』といわれて、僕がいやがっていたこともあった。僕は曲を書くのと同じように、ダンスも一生懸命やっていた。パフォーミングするの（ダンスも）大好きだったんだ。そこで両親は僕をダンススクールにいれた。ヒップホップ・ダンスを習った。その学校の人が僕にいろいろな可能性を見出し、ジャズ・ダンス、バレー・ダンスなどもやらせるようになった。その学校で僕が唯一の男だったからなんだ。まあ、別に僕はかまわなかったよ。

でもある男で出会って、ダンスをやめた。彼はドラマーで、オーストラリア・シドニーのあるバンドの音楽ディレクターだった。あちこちでライヴをやっていて、何かイヴェントでパフォーマンスかなにかやってくれないかと誘われた。そのクラブで年齢の行かない僕が出演できるかきいてくれて、僕の両親も同意してくれ、彼らも同意してくれ、やるようになった。彼がしばらく僕をマネージするようになり、姉たちと一緒にグループ活動をしていた。グループの名前はセンシティヴィティー、当時の僕の名前はミッキーＣだった。ラッパーだったんだ。いくつか曲を録音し、彼らも曲を書いてくれ、そのグループのラッパーが、ラップの仕方を教えてくれた。スタジオに行き、録音し、そうしてマイクの使い方などのテクニックを覚えた。それは契約としてはまとまらなかったけれど、学校の時間にも曲やラップの歌詞をずっと書いていた。学校が終わってから（卒業してから）スタジオに行って録音した。3曲のデモを取った。シドニーのクラブでライヴをやるようになり、一箇所でやると、次のところから誘われ、それがどんどんとつながっていった」

デビュー・アルバム『ヤング・ボーイ、オールド・ソウル』のコンセプトは？

「基本的には、両親も、末の妹も楽しめるようなアルバムを作ろうと思った。そうすれば、たくさんの人に聞いてもらえるだろう。愛を基本に、グッド・フィーリングをこめ、きもちいいものを作ろうとした。これは僕のファーストアルバムだから、人間関係、みんなを気持ちよくさせられるような作品を作ろうと思った。テーマは、人との関係、リレーションシップだ。あまり、難しい問題には触れないようにした。曲を書くときに、あまり考えすぎないほうがいい。ファースト・アルバムだから、とにかく聞いてもらって、楽しんでもらえれば、いい。アルバムを最初から最後まで聞いてもらえればわかるけど、すべての曲がそれぞれつながっていて、いいブレンド具合を醸し出している。アルバム一枚でストーリーを語っているようにね。曲の間にはインタールード(間奏)をいれたりしてね。タイトルの『ヤング・ボーイ、オールド・ソウル』は、僕は若いけど、いつもオールド・スクールのソウルに熱中しているからなんだ。僕がもっと若かった頃から、そうした古いスタイルのオールド・スクールのソウルをずっと聞いてきたから。このタイトルは、まさに僕を表していると言っていい」

若い頃はどのような音楽を聴いてましたか？

「若い頃はアース・ウィンド＆ファイアー、クール＆ザ・ギャング、ライオネル・リッチー、ルーサー・ヴァンドロス、マーヴィン・ゲイ、マーヴィン・ゲイは僕にとってのアイドルだ。ナンバーワンだよ、そのスタイル、フィーリング、すべて。南アフリカのジョナサン・バトラー、ジョージ・ベンソンも。ソウル・ブラザーズたちを聞いてきた」

このアルバムを作る上で一番影響を受けたものは？

「マーヴィン・ゲイだ。一般的に、ライヴでの歌、彼の音楽、すべては影響を受けた。僕が最大の影響を受けたシンガーのひとりだ。アルバムに限って言えば、モダン・オールド・スクール・ソウル、いわゆるネオ・ソウル、ジョンＢ、ディアンジェロ、マックスウェル、ミュージック・ソウル・チャイルド、そうしたアーティストが僕のサウンド、このアルバムに影響を与えている」

あなたが、何かシンガーになる大きなきっかけとなるシンガーやアーティストは誰、曲はなんだったでしょうか

「僕の世代ではマイケル・ジャクソンだと思う。誰もがマイケル・ジャクソンっていうと思う。多くのアーティストが、マイケル・ジャクソンに影響を受けたという。彼はこの時代、最大であり、いままであったような音楽とはまったく違う新しいものを作り出した。彼自身のスタイルがあり、彼だけのサウンドがあり、マイケル・ジャクソンは究極のアーティストだ。彼はパフォーマーで、驚くべきシンガーで、エンタテインメントをする上で素晴らしいクリエイティヴィティーを持っている。

オーディエンス、ジャンル、そうしたものをまったく問わない。とにかく、大きく成功するために、突き進む。あらゆる壁を打ち破って、突き進む。誰も経験したことがないものを見せてくれる。誰も、彼が成し遂げたことを忘れない。多くのアーティストがそれをちょっと忘れてるんじゃないかな。みんな、「おお、ただ僕は音楽を作りたいだけだ」と思ってしまうけれど、もっと大きなものを作ろうと考えるべきだと思う」

Young Boy Old Soul

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オールディーズは、南アフリカ、南部ソウル、ディスコ、あたらしめのソウルなど実に多彩な選曲になりました。

マンスリーはボビー・ウーマックのストーリー。クリーヴランドに生まれ、サム・クックと出会い、サムに引き上げられ、成功の道を歩むかに思えたウーマックですが。果たしてその行く末は。

今日かけた曲は、BGMも含めて次の通りです。

SOUL SEARCHIN RADIO: Setlist
SSR #049 2014-03-04

M01 Breezin - George Benson
M02 Marilyn Monroe - Pharrell Williams
BGM01 Brand Ne - Pharrell Williams
M03 All My Love (Live) - Lira
BGM02 Feel Good - Lira
M04 If I Ever Lose This Heaven- Harvey Mason

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Soul Searchin Radio: SSR #049 2014-03-04
Featured Artist: Mike Champion Interview

BGM03(TM) Allie Kat - Mike Champion

M05 Luv Mathematics (Don Dolla Remix) - Mike Champion
BGM04 Heartbreaker-Mike Champion
M06 Under Pressure - Mike Champion featuring Natalie Conway
BGM05 I.L.O.V.E.Y.O.U.- Mike Champion
M07 Beautiful - Mike Champion

COMPLETE JAMES BROWN SINGLES

TM Funky Drummer - James Brown
M08 Fine Old Foxy Self - James Brown
M09 Medley : I Found Someone / Why Do You Do Me / I Want You So Bad - James Brown

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PART THREE : SOUL OLDIES
TM : Getaway (Instrumental) – Earth Wind & Fire
M10 Pata Pata - Miriam Makeba
M11 You’re Gonna Love My Baby - Barbara McNair
M12 Key West - Village People
M13 Hate On Her - K.Michelle (2013)
M14 Everything I Do Gonna Be Funky - Claudia Lennear
M15 Weekend Girl - S.O.S Band
BGM06 If You Were Here Tonight - Alexander O’Neal

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PART FOUR : Monthly Special :
MONTHLY SPECIAL : BOBBY WOMACK
2014-03

TM(BGM07) Across 110th Street - Bobby Womack
M16. Couldn’t Hear Nobody Play - The Womack Brothers
BGM08 Yield Not To The Temptation - The Womack Brothers
M17. Looking For A Love -Valentinos
M18 It’s All Over Now - Valentinos
BGM09 I’ve Got Love For You- Valentinos
M19 I’m In Love - Wilson Pickett
BGM10 We’ve Got To Have Love- Wilson Pickett
M20 What Is This -Bobby Womack
M21 Fly Me To The Moon - Bobby Womack
ENDING TM Across 110 th Street - Bobby Womack

Last Song:
M22 Breezin - Gabor Szabo & Bobby Womack

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ボビー・ウーマック・デビュー