● オリヴァー・チータム(デトロイトのソウル・シンガー)死去 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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● オリヴァー・チータム(デトロイトのソウル・シンガー)死去

【Oliver Cheatham Dies At 65】

訃報。

デトロイトを本拠にワンウェイなどとも作品を作ってきたソウル、R&Bシンガー、オリヴァー・チータム Oliver Cheatham が2013年11月28日(木)か29日(金)、就寝中に死去した。1948年生まれで、65歳と言われる。(誕生日を迎えていなければ64歳) 現在イギリス在住ということで、イギリスで死去した可能性が高い。オリヴァー・チータムは2013年11月1日から3日までロンドン北部のダンフリーで行われたノーザン・ソウル、ソウル、ハウス、ブギーなどを聞かせる音楽イヴェント「SSW3」に出演、元気なところを見せていたという。 

SSW3はスコティッシュ・ソウルフル・ウィークエンドの略。ロンドン北部のダンフリーで行われ多くのDJがソウルのレコードをプレイしたり、またオリヴァーやジョスリン・ブラウンらもライヴを見せた。

オリヴァーは1948年デトロイト生まれ。同地で音楽活動を始め、友人たちといろいろなグループを作っていた。「ザ・ヤング・サーズ」「マッド・ドッグ・アンド・ザ・パップス」「ガスライト」などだ。その後、デトロイトの有力プロデューサー、アル・パーキンスと出会い、彼の誘いで「シンズ・オブ・サテン」のリード・シンガーに抜擢される。これはグループ名をラウンドトリップと変え、さらに「オリヴァー」となった。オリヴァーとして2枚のアルバムを出した後、ソロとしてMCAと契約。

1983年MCAから出した「ゲット・ダウン・サタディ・ナイト」がヒット。これはダフト・パンクも「ヴォヤジャー」でサンプリングしている。

オリヴァー・チータム、アル・ハドソン&ワンウェイ、アリシア・マイヤーズらは、言ってみればみな仲間のファミリー・グループだ。

2003年イギリスのルーム5の「メイク・ラヴ」(全英1位)でもサンプリングされ脚光を浴びた。ジョスリン・ブラウンとのデュエット「ターン・アウト・ザ・ライツ」も1990年に小ヒットしている。

2002年9月に日本のエイベックスから出たアルバム『スタンド・フォー・ラヴ』が最後の作品。

2006年パリでのライヴ映像

http://youtu.be/JmzxbIWZgRI



Oliver Cheatham - Get Down Saturday Night
http://youtu.be/t2UZ7BGRkE4



Turn Out The Lights - Oliver Cheatham - Jocelyn Brown

http://youtu.be/HWSsla_VmsM



■1983年作品 

Saturday Night
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Oliver Cheatham
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■ 2002年作品

スタンド・フォー・ラヴ(CCCD)
オリヴァー・チータム
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OBITUARY>Cheatham, Oliver (1948 – November 28 0r 29, 2013, 65 year old)