■ソウル・サーチン・レイディオ~アリーサのフィルモア・ウェスト・ライヴ | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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■ソウル・サーチン・レイディオ~アリーサのフィルモア・ウェスト・ライヴ

【Bits & Pieces About Soul Searchin Radio】

日付。

6月11日(火)の「ソウル・サーチン・レイディオ」のバースデイ・コールの中で、ドラマー、バーナード・パーディーの誕生日を祝って彼がプレイしている作品からアリーサ・フランクリンの名ライヴ盤『ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト』から一曲かけた。このときに、この録音は1971年2月5日と紹介した。

ところが、オンエアまもなくピーターさんから「3月5日~7日のはずです」とメールが入った。「あれ」と思い、CDのジャケットを改めて見ると、やはりそこには2月5日が1曲目から7曲目、7日が8曲目から10曲目と書かれている。中身のライナーノーツの文章自体はイギリスのヴェテラン、デイヴィッド・ネイサンが書いており、その中でも2月とされている。まもなくスタッフがネットなどで調べたところ、ネットのウィキなどでは3月5日から7日となっていた。このCD自体は1994年2月25日日本盤がリリースされており、日本語ライナーは鈴木啓志さん。ただし鈴木さんは日にちについての言及はなく、ただ1971年とだけ書かれていた。

このCDはリイシューでは定評のあるライノからのもので、デイヴィッドのライナーということで何も考えずに2月と紹介したが、どうやら、このライノ盤のクレジットがまちがっていたようだ。

ということで、アリーサのフィルモア・ウェストでのライヴ録音は1971年2月ではなく、3月に訂正いたします。

一応、デイヴィッド・ネイサンにも問合せメールを送ってみた。返事来るかな。

しかし、なんでライノのライナー、クレジットを間違えたんだろう。不思議だ。

問題の『フィルモア・ウェスト』(アトランティックR&B1000から)

アレサ・ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト
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もうひとつ、火曜日のオンエアでソウル・チルドレンのシェルブラ・ベネットの訃報をお伝えした。

ソウル・チルドレンは4人のシンガーがいずれもリードを取れる実力者たち。男性2人、女性2人だ。ところがやっかいなことに、どの声が誰だかがわからない。動く映像を今回も探したが、『ソウル・トレイン』などもみつからなかった。で、ライナーにあたってみると、日本盤で鈴木さんが、「アイル・ビー・ジ・アザー・ウーマン」はもうひとりのアニータだと書いていて、「あ、そうなんだ。じゃあほかの曲をかけないと」と思っていた。

ところが、いろいろ調べていると、ソウル・チルドレンのノーマン・ウェストのインタヴューがあり、そこで「アイル・ビー・ジ・アザー・ウーマン」はシェルブラが歌った傑作、とコメントをしていた。「なんだ、じゃあ、これでかけられる」と思って選曲リストにいれておいたのもつかのま。今度は月曜日の朝の番組でピーターさんが、これをかけていた。ということで、また改めてシェルブラがリードの曲を探すことになった。

http://www.soulexpress.net/soulchildren.htm

正直僕もシェルブラとアニータの声の区別がつかない。ということで、しばしソウル・チルドレンを聞きあさってしまった。そして改めて、このグループはいいなあ、と再認識。

しかし、ひとつのクレジットやニュースを巡って、ほんとうに日々、勉強が続く。

「アイル・ビー・ジ・アザー・ウーマン」は下記『フリクション』収録

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